起立性低血圧の子がしてはいけない事
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当院には起立性低血圧のお子さんが多く来院します。
起立性低血圧とは思春期に起こる自律神経失調症で、特に朝の血圧の調節ができないため、体を起こすと頭痛や吐き気、めまいに襲われてなかなか起きられない状態を言います。
午後になると何事もなく生活している子もいるので、一昔前には怠け病とも言われていました。
昨日来院した子も午前中はなかなか辛くて起き上がれないので、昼過ぎまでは布団の中にいるとの事でした。
これは起立性低血圧のお子さんにとっては仕方がない事なのです。
無理やり起こす親御さんもいますが、返って症状が悪化するのでお勧めしません。
しかし、起立性低血圧のお子さんの多くがしている「してはいけない事」もあるのです。
では、起立性低血圧のお子さんがしてはいけない事とは何でしょう?
起立性低血圧の子がしてはいけない事
ベッド生活
前述したように起立性低血圧は午前中寝ている子がほとんどです。
それは仕方がない事だと述べました。
しかし、許して良いのはそこまでです。
その後、起きてお昼ご飯を食べてから自室に戻ってベッドに横たわってゲームやスマホをしていませんか?
「逐一見ていないけど、部屋に見に行くといつもベッドの上にいるなあ」
と言うのなら要注意です。
それが起立性低血圧の症状を悪化させています。
では、何故ベッドの上にいてはいけないのでしょうか?
ベッドの上にいると寝転びたくなります。
すると午後には調子が良くなるはずなのに元気が出ません。
これは何故かと言うと、元気がある状態とは体を動かして交感神経を高めている状態なのです。
要は元気だから体を動かしているのではなく、体を動かしたから元気が出るのです。
そしてあまり知られていませんが、おやすみ神経である副交感神経は交感神経が上がった分しか上がりません。
だから夜になっても眠くならないので眠る時間が遅くなります。
すると当然のことながら、朝起きる時間も遅くなるわけです。
ではどうしたら良いのでしょうか?
頭痛や吐き気、めまいなどの症状が落ち着いてきたらなるべく体を起こすようにして下さい。
最初の内は運動などしないでも良いので、きちんと座ったり立ったり、とにかく寝ないようにしましょう。
そうすることで日中は元気になります。
すると夜も早く眠れるようになるので朝いつもより早く起きられるようになります。
徐々に自律神経のバランスが良くなるので起立性低血圧も徐々に改善していきます。
鬱、自律神経失調症専門
自律神経専門士宮島信広
にしふなリセット整体院
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