脊柱管狭窄症は治るのか?
音声で聞きたい方はこちらから
脊柱管狭窄症とは背骨の靭帯や椎間板、骨そのものが分厚くなったり変形したりして脊髄神経が通っている脊柱管が狭くなり腰や脚の痛みや痺れを起こす状態を言います。
比較的高齢者に起こる疾患です。
変形を含む為、多くの場合は手術などによる治療が行われます。
実は母が3ヶ月前に腰と脚の激痛のため寝返りも困難な状態になり、整形外科でレントゲンを撮った時に「脊柱管狭窄症です」と言われました。
手術をお願いしたところ
「手術ねえ、、、」
とお医者さんからあまりお勧めしないような事を言われて帰ってきました。
手術は万能ではなく、手術をしても痛みがなくならない人もいるそうです。
加えて母が80歳を過ぎていることも考慮していたのでしょう。
そこで片道1時間半程かかりますが、毎週治療に通う事にしました。
私がする事は背骨の矯正と日頃の生活習慣の改善です。
「でも脊柱管狭窄症って変形しているんでしょう?」
「そんな事で骨の変形が治るの?」
と疑問に思うかもしれません。
治療は一進一退、良くなったり、悪くなったり、、、
でも、2ヶ月を過ぎたあたりから
「今日は寝返りが普通に出来るようになったよ」
「家の中で歩く分には痛みがなく歩けるようになった」
と言うようになりました。
あなたは
「変形が治ったの?!」
と驚くかもしれませんがおそらく変形は治っていません。
実は臨床上、変形しているかどうかは痛みとはあまり関係がありません。
以前、変形性股関節症で3ヶ月後に手術が決まっている人を治療したら2ヶ月しないくらいで痛みがなくなったため、手術をキャンセルした事がありますが、その人も変形が治ったわけではありません。
私がしている治療は背骨の動きを良くしただけです。
そして生活習慣を改善してもらっただけです。
では、脊柱管狭窄症を改善する生活習慣の改善とは何でしょうか?
①腰を1ミリたりとも曲げないこと。
腰を治すにあたり、これが一番大事です。
このために良く使う食器類を下の引き出しから上の引き出しに移しました。
②ベッドの購入
毎朝床から起き上がるのは凄く負担です。
これをベッドに変えるだけでも毎朝足腰にかかる負担が軽減します。
③しっかりと座る、しっかりと立つ、しっかりと歩く
母を見ていると座った状態から半分くらい立った状態からもう歩き始めているのです。
その時
「痛たたたた、、、」
と言いながら。
立つ前に背中をしっかりと伸ばして座り直してからその後ゆっくりと完全に立ってから、その後歩くように指示しました。
すると
「歩いても痛くないね」
と言っていました。
その他にも物を床に置く習慣もやめさせました。
下に置いていると常習的に屈んで腰を曲げなくてはいけなくなります。
この様に変形まで進んでしまった脊柱管狭窄症でさえも、日常の生活習慣を改善するだけでも改善していくのです。
思い当たるところがあるのならそこから変えてみてはいかがでしょうか。
鬱、自律神経失調症専門
自律神経専門士宮島信広
にしふなリセット整体院
https://www.nishifuna-rs.com
#鬱#起立性低血圧#動悸#不眠症#不安症#不安神経症#パニック障害#統合失調症#産後うつ#頭痛#めまい#逆流性食道炎#食欲不振#自律神経失調症#アトピー性皮膚炎#ダブルハンドリコイルテクニック#drt#トイプードル#犬のいる生活