起立性低血圧のお子さんにして欲しい事
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起立性低血圧とは思春期に起こる疾患で、朝の血圧を調節する事がうまくいかないため、体を起こすと頭痛がしたり、お腹が痛くなったりします。
急激に身長が伸びたことや、ホルモンバランスや自律神経のバランスが崩れた事が原因と考えられます。
あと、当院に訪れるお子さんを見ていると、夏休みに部活動などで激しい運動をしていて、夏休み明けに起立性低血圧を発症していることから、心臓に大きな負担をかけたことも原因であると考えられます。
上記のどれか、または複数が原因と考えられますが、これらの原因をすぐに取り除けるわけではありません。
それでは、思春期とは11歳から18歳くらいまでとされているので、それが終わるまで起立性低血圧は治らないと言うことなのでしょうか?
スポーツで負担をかけすぎて悲鳴を上げている心臓は元に戻らないのでしょうか?
いいえ。
決してそんなことはありません。
思春期が終わらないでも、起立性低血圧が良くなったお子さんはとても多くいます。
やる事をきちんとしていれば、世間で言われているよりも早期に回復します。
「でも、何をどうすれば良いかわからない、、、」
と言う人がほとんどです。
おそらくお医者さんでも薬を出す以外は何をどうすれば良いがわからない人もいると思います。
では、起立性低血圧のお子さんがやるべき事とは何でしょうか?
それは
ベッドから出る
事です。
多くの起立性低血圧のお子さんがベッドの上で生活をしています。
お昼くらいに体を起こして昼食を食べにリビングに行って、食べ終わったらまた自分の部屋に戻ってベッドの上でスマホやゲームを操作したりします。
ベッドの上で座ったり、ゴロゴロしたりして1日を過ごします。
食事やお風呂の時以外のほとんどの時間をベッドで過ごすことになります。
これをしていると、なかなか元気にはなりません。
多くの親御さんが
「起きられるようになって欲しい」
と当院にお子さんを連れて来ますが、よくよく話を聞いてみると
「とにかく元気に生活してほしい」
と言う事が1番の望みである事がほとんどです。
お子さんが元気がないのが一番辛いのだそうです。
しかし、ベッドで過ごしているうちは元気にはなりません。
ベッド生活をしている人の代表は寝たきりや引きこもりをしている人です。
元気とはどう言うことかと言うと、昼間にしっかりと交感神経が上がっている状態です。
交感神経はゲームなどをしていても少ししか上がりません。
交感神経は体を動かした時に一番上がるのです。
でも、私が
「ベッド生活をやめてください」
と言ってもなかなかやめられない人がいます。
それは何故なのでしょうか?
それは
そこにベッドがあるから
です。
想像してみて下さい。
あなたが仕事から疲れて帰って、まだやる事があったとしても、目の前にベッドがあったらひとまず横になりたくなりますよね?
体全体ではなくても上半身だけでも突っ伏したくなりませんか?
それがベッドの魔力なのです!
視界にベッドを入れてはいけません。
お昼に起きても構いませんが、起きたら自分の部屋から出て、リビングでゲームをするなりスマホを操作してするなりしてください。
ここで問題になるのが「子供の自主性に任せる」ことです。
子供の自主性に任せたらひたすらゲームをベッドの上でやるものだと思ってください。
あなただって子供の頃に「なんでもあなたの自由にすれば良いよ」と言われたら、背筋を伸ばして一日中勉強をしますか?
優しくも厳しく見守ってください。
鬱、自律神経失調症専門
自律神経専門士宮島信広
にしふなリセット整体院
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