辛い→安静→辛い→、、、負のループ
音声で聞きたい方はこちらから
「調子はいかがですか?」
「あまり変わらず辛いです、、、」
この人は動悸や不安感が出ていて当院に通っています。
毎日辛いので1日のほとんどを寝て過ごしているそうです。
辛いから寝ている、、、一見正しい感じに思えます、
この人以外にも辛いから家で安静にしている人はいます。
昔から「寝たら治る」と言われています。
どうでしょう?
あなたは寝ていて良くなっていますか?
残念ながら、ほとんどの症状は寝ていても良くなる事はありません。
寝ていて良くなるのは風邪や怪我くらいなものです。
寝ていても軽症の肩こりですら治りません。
それどころか寝てばかりいると逆に悪化します。
「寝ているだけで悪化するだって?」
「そんな事があるのか?」
あるのです。
正確に言うと夜寝ている間に悪化するのではなく、日中に寝て安静にしているとほとんどの症状は悪化すると言う事です。
本当に辛い時に横になる事は良いです。
しかし、起きている時間の半分以上寝て安静にしているとあなたの悩んでいる症状は今よりも更に悪化します。
この話を伝えるとほとんどの人が
「知らなかった」
「安静にしておいた方がが良いと思っていた」
と言います。
それは世間では「辛い時は安静にする」事が一般的だからです。
しかし、実際は逆で「安静にすると余計に辛くなる」のです。
その理由は
- 安静にするために寝て過ごす
- 寝ていると筋肉を使わないので筋力が落ちる
- 筋肉が落ちると起きている事が億劫になる
- するとさらに寝ている事が多くなる
- するとさらに筋力が落ちて起きている事がさらに億劫になる
を繰り返すことになります。
私はこれを「負のループ」と呼んでいます。
風邪なら寝ている間に治るのでこの後、体を動かせばいずれ体力は元に戻りますが、動悸や不安感などは徐々に悪化していきます。
それは、一日中寝ていると交感神経が上がらないからです。
あまり知られていませんが、交感神経が上がらないと副交感神経も上がりません。
動悸や不安症は自律神経失調症です。
自律神経のバランスが悪いために起きているのです。
自律神経失調症は副交感神経を上げれば良いと思われていますが、前述した通り副交感神経は交感神経が上がらないと上がらないのです。
だから、日中にどれだけ交感神経を上げられるのかが、自律神経失調症を改善させられるポイントとなるのです。
交感神経を上げる一番良い方法は、体を動かす事です。
交感神経は太古の昔、マンモスなどを狩る時に鍛えられた神経なのです。
最低でも、体を起こして自分の力で起きている事が必要なのです。
そして、少しでも元気になってきたのなら、散歩をしたり、体操などをして体を積極的に動かすと元気が出てきます。
寝てばかりいるあなた!
今すぐ起きて下さい。
元気が出ますよ。
鬱、自律神経失調症専門
自律神経専門士宮島信広
にしふなリセット整体院
https://www.nishifuna-rs.com
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