寝れば治るのうそ?!
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「寝たら治るよ」
とよく言われます。
確かに大抵のことは寝れば良くなります。
風邪だって数日寝れば良くなります。
転んで出来た傷口も1週間もすれば治ります。
しかし寝ても治らない症状もあります。
それどころか寝てばかりいると悪化します。
それは鬱やパニック障害、不安症と言った精神疾患です。
「鬱で自宅療養しているけど、辛い時は寝ているけど何が問題なの?」
「寝ていると楽だよ」
と言う人は多くいるかと思います。
確かに、鬱で自宅療養をしている人は家でのんびりしていると思います。
不安症の人も寝ている間は楽になります。
夜にしっかりと眠るのは治すために必要なことです。
しかし、日中に辛いからと言って寝てばかりいると、逆に症状が少しづつ悪くなっていきます。
寝ると治るのうそ?!
①気力の低下
日中に寝てばかりいると逆に悪化する理由は以下の通りです。
- 起きていると辛いので寝ている
- 寝てばかりいると筋肉が落ちる
- 筋肉が落ちるとさらに起きているのが辛くなる
- 一日中寝てばかりいる
- 寝てばかりいると気力が落ちて何もやる気がしなくなる
- メンタルの状態がさらに悪化する
と言った具合です。
気力が低下すると「治そう!」と言う気持ちにならなくなるので益々治らなくなります。
寝れば治るのうそ?!
②自律神経の低下
あなたは連休などで予定がなく、自宅でダラダラと寝転んでばかりいた時に逆に体が重くなりませんでしたか?
「だらけ疲れた」
などど言っていませんでしたか?
何もしないのに疲れるなんておかしいですよね?
実はこれは疲れたのではなく、自律神経が弱くなったのです。
「自律神経が弱くなる?」
「そんなことがあるの?」
あまり知られていませんが、自律神経は強くなったり弱くなったりします。
自律神経は交感神経と副交感神経に分かれます。
自律神経が強くなったり弱くなったりすると言うことは交感神経と副交感神経が強いか弱いかと言う事になります。
交感神経は昼間に体を動かしたりしていると強くなります。
すると夜になってその反動により副交感神経が高まって良く眠れるようになります。
副交感神経は交感神経の後を追っているので、交感神経を上げないと副交感神経は上がらない仕組みになっているのです。
では、日中に寝てばかりいるとどうなるでしょうか?
当然ながら交感神経は上がりません。
すると夜の副交感神経も上がらない為、寝てもあまり治らない体になってしまうのです。
日中は本当に辛い時だけ寝て、なるべく起きて体を動かすことが精神疾患を治すためには大切です。
そうする事により、夜の睡眠の質も改善して日1日と改善していくのです。
鬱、自律神経失調症専門
自律神経専門士宮島信広
にしふなリセット整体院
https://www.nishifuna-rs.com
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