起立性低血圧のお子さんがしてはいけない3つの事
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当院には起立性低血圧のお子さんが大勢来院します。
起立性低血圧とは朝の血圧が上がらずに起きられなくなった状態をいいます。
主に思春期のお子さんが罹る自律神経失調症です。
起立性低血圧が発症してすぐに来院するお子さんもいますが、多くの起立性低血圧のお子さんは何ヶ月、あるいは一年以上経ってから来院します。
その理由はまずは心療内科に行くからです。
そして、しばらく治療しても効果がなくインターネットで検索して訪れるのです。
ある程度期間が経過すると、起立性低血圧のお子さんの「治らない」特徴が出始めます。
これが解決しなければ、起立性低血圧は早期に改善はしません。
では、起立性低血圧の治りを阻害する事とは何でしょうか?
起立性低血圧のお子さんがしてはいけない3つの事
その①ベッドの上で過ごす
起立性低血圧が長引いているお子さんに
「いつもどこにいるの?」
と聞くと
「ベッドの上」
と答える子がとても多いです。
辛い時にすぐに横になれるからだそうです。
でも、これが起立性低血圧が長引く理由のひとつなのです。
お昼頃に起きてお昼ご飯を食べた後にすぐに自分の部屋に行ってベッドの上に座ります。
すると何となく横になります。
横になることが多くなると起きていることが億劫になって来ます。
すると、ご飯を食べる時以外はほとんど寝ていることになります。
ベッドの上で横になっていればそのうち眠くなって寝てしまいます。
すると夜眠る時間が遅くなって、当然朝起きる時間も遅くなるわけです。
ベッドは夜眠る時以外は使わないでなるべくリビングで過ごすようにして下さい。
起立性低血圧のお子さんがしてはいけない3つの事
その②ベッドにスマホを持ち込む
起立性低血圧のお子さんは朝に起きられません。
起きる時間がお昼くらいだと夜、ベッドに入ってもしばらく眠くなりません。
すると眠るまで暇になるので暇つぶしにスマホをいじり始めます。
YouTubeやアニメ、漫画など好きなことを誰に何を言われることもなく楽しむことが出来ます。
一晩中楽しいので余計に目が冴えて眠れなくなります。
その結果眠る時間が明け方近くになって余計に朝起きられなくなるのです。
「ベッドにスマホを持ち込ませないようにして下さい」
と私が親御さんに言うと
「可哀想だから、、、」
と言う人もいます。
でも、考えて下さい。
夜中にスマホをいじらせないのと、ずっと学校に行けないのとどちらが可哀想ですか?
起立性低血圧のお子さんがしてはいけない3つの事
その③無理をする
「午後から部活動に行っています」
と言う子もいます。
「家に帰った後の具合はどお?」
「疲れて寝てます」
これは実はやりすぎなのです。
起立性低血圧のお子さんは心臓の自律神経が弱くなっているので無理が効きません。
以前は普通に部活動をしていたからと言って、同じように動いているとすぐにオーバーワークになってしまいます。
目安は『帰ってからぐったりしない程度』です。
無理をさせないようにみてあげて下さい。
鬱、自律神経失調症専門
自律神経専門士宮島信広
にしふなリセット整体院
https://www.nishifuna-rs.com
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