朝、昼、夜、時間帯別頭痛の治し方・朝編
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私は頭痛の人が来ると決まって聞くことがあります。
「頭痛は朝、昼、夜のどの時間帯が一番辛いですか?」
大抵の人は
「夕方から夜にかけて痛くなります」
と言います。
でも、なかには
「朝起きた時から頭痛がしています」
と言う人もいます。
実は、朝、昼、夜それぞれの時間帯で頭痛の理由は違っています。
朝、昼、夜、時間帯別頭痛の治し方・朝編
「朝起きた時から頭痛がするんです」
と言う人は何が悪いのでしょうか?
通常は起きた時が一番体が治っているはずなので体調が良いはずです。
それなのに朝から頭痛がするのは
枕が悪いから
です。
あなたは
「枕が悪いくらいで頭痛が出るものなの?」
と思うかもしれません。
あまり知られていませんが、頭痛の大きな原因として「ストレートネック」が挙げられます。
ストレートネックとは首の反りがなくなって真っ直ぐになった状態を言います。
首の反りがなくなると首が伸びた状態になって、首が長くなります。
すると首に通っている血管が引っ張られます。
ゴムホースを引っ張ると管が細くなりますよね?
それと同じ事が血管にも起こります。
ストレートネックになると血管が細くなるのです。
すると脳に行く血流が少なくなって頭痛が起きるのです。
では、どのような枕を使うとストレートネックになるのでしょうか?
①高すぎる枕
値段の事ではありません(笑)。
高さがありすぎると首がずっと伸びた状態になって、夜中ストレートネックの状態で過ごすことになります。
②首の部分が低い枕
たまに使っている枕を持ってきてもらうことがあるのですが、驚くほどぺったんこの枕を使っている人がいます。
最低でも首の部分は頭を乗せる部分よりも高くなくては首のアーチが落ちてストレートネックになってしまいます。
運動靴を想像してみてください。
土踏まずの部分は盛り上がっていて足のアーチを支えてくれています。
足のアーチを支えてくれていると疲れにくくなります。
運動靴のアーチを支えている部分が、枕で言えば首の部分になります。
自分に合った枕を作りましょう
体型や頭の重さは千差万別です。
自分にピッタリ合った枕に出会えることはなかなかありません。
それならば自分で作ってしまえば良いのです。
理想の枕の作り方。
- 低い枕を選びます。なければバスタオルを縦横に一回づつ折ったものを使います。
- まずはその枕(バスタオル)に寝てみます。その感覚を覚えておいてください。
- 手拭きのタオルを縦横に一回づつ折ったものを首の部分に載せます。
- それに寝てみます。その感覚が先程寝た感覚よりも「楽だ」と思ったらその枕は正解です。
- さらにもう一枚縦横に一回づつ折った手拭きのタオルを追加します。
- それに寝てみて先程より「楽だ」と思えたらそれが正解です。
- もう一枚追加した時に「これは楽ではないな」と思ったら2枚が正解なので枕カバーの中に入れてずれないようにしてください。
夜寝た時に「楽!」
朝起きた時に「楽!」
と言えたらそれはあなたに合った枕ということです。
是非試してみてください。