変形性膝関節症は治るの?
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「変形性膝関節症で歩くと痛いのだけど、治りますか?」
と良く聞かれます。
私はいつも
「痛みは改善しますよ」
と答えています。
「え?!変形性膝関節症は治るの?」
「いいえ、変形性膝関節症は治りません」
あなたは
「どう言うこと?」
と言うと思います。
「変形性膝関節症は治らないのに痛みは改善するの?」
ほとんどの人がそう思うことでしょう。
何故なら
痛み=変形
と思っているからです。
実は変形と痛みにはそれほど関連性はないのです。
レントゲン写真と実際の痛みとの関係はおよそ30%と言われています。
どう言うことかと言うと、痛いけどレントゲン上はどこにも問題がなかったり、痛くないけどレントゲン上は変形が見られたりすることが70%と言うことなのです。
私の臨床経験上ではもっとだと思います。
変形性膝関節症で膝が痛いと思っていても、変形は治らなくても膝が痛くなくなることは珍しい事ではありません。
ではどのようにして膝の痛みを改善していくのでしょうか?
これには膝がどうして痛くなったのか?を知る必要があります。
膝の痛みが出る順序
- 姿勢が悪い状態で長い間生活をしている
- 腰や骨盤が歪む
- 膝を動かす神経は腰と骨盤から出ているのでその神経の働きが弱くなり、膝を支える力が弱くなる
- その状態が長く続くと少しの負担でも耐えられなくなり膝の痛みが出てくる
と言った順序で膝は痛くなるのです。
ほとんどの人はこの順序を知らないので膝の治療に終始するのです。
膝の周りに電気をかける。
膝の周りをマッサージする。
膝の周りに鍼をする。
膝を温める。
などなど。
効果がないわけではありませんが、なかなか結果が出にくいのは周知の事実。
そんな時こう言われます。
「年だからある程度は仕方がないですね」
「もっと体重を落としましょう」
もちろん年齢は若い方が治りやすいですし、体重を減らせるのであればその方が良いとは思いますが、それらが膝の痛みに関係している割合は1、2割くらいだと私は考えます。
若返らなくても、体重が減らなくても膝の痛みが改善した人は大勢います。
では、どのようにすれば膝の痛みが改善するのでしょうか?
前述しましたが、膝の痛みの始まりは「姿勢が悪い」ことからです。
まずは姿勢を良くして生活して下さい。
「そんな事で変形性膝関節症の痛みがなくなるなんて信じられない」
と言う人もいるでしょう。
あなたは立つ時痛いですか?
「立つ時に膝がズキっとするんだよ」
そんな人は立つ30秒前に姿勢を良くしてから立ってみて下さい。
「あれ?痛くない!」
と言いますから。
姿勢はそれだけ膝の痛みに関係しているのです。
良い姿勢のとり方
- 腰に手のひらを当てます。
- その手のひらのすぐ上の背骨の両脇の筋肉に「グッ」と力を入れて、その背骨を反らして下さい(あなたのこの背骨は恐らく出っ張っていると思いますが、この背骨は本来、反っているものなのです)。
鬱、自律神経失調症専門
自律神経専門士宮島信広
にしふなリセット整体院
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