鬱にはリハビリが必要!?
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「調子が悪くてほとんど寝ています」
鬱で自宅療養をしている人です。
自宅療養で一日中寝ていて鬱は治るのでしょうか?
実は、家で一日中寝ていても鬱は治りません。
いえ、むしろ悪化します。
「自宅療養なんだから安静にしてた方が良いのでは?」
確かに、具合が悪い時には安静にしていた方が良さそうですよね。
しかし、安静にして治るのは風邪やインフルエンザに罹った時と怪我をした時くらいです。
鬱などをはじめとする自律神経失調症はむしろ逆効果になります。
安静にしていて悪化する手順は以下の通りです。
- 辛いから寝ている。
- 寝ていると自律神経の一つである交感神経が上がらなくなる。
- 気力は交感神経と密接な関係があるので、何もやる気が起きなくなる。やる気がなくなると益々起き上がるのが億劫になる。
- 自律神経の一つである副交感神経は交感神経の上がり方とシンクロしているので、副交感神経も上がらなくなる。
- 副交感神経が上がらないため、睡眠の質も悪くなり寝ても体調が良くならない日々が続く。
そして毎日少しづつ交感神経も副交感神経もその力が低下して鬱が治らなくなるのです。
では、鬱を治すために自宅療養中にするべき事は何なのでしょうか?
鬱にはリハビリが必要!!
まずは1日の多くの時間で起きていて下さい。
座っていても良いです。
立っていても良いです。
体操していても良いです。
とにかく起きていて下さい。
ほとんどの鬱の人は座っているのが苦手です。
そういう人は立っていたり、ウロウロしてみて下さい。
体を動かすことによって交感神経が高まります。
体を積極的に動かして下さい。
それがリハビリになります。
「この前張り切って運動したら次の日に寝込んでしまいました」
という人もいます。
これは明らかにオーバーワークです。
リハビリもやり過ぎるとかえって毒になります。
でも、普通の人が聞いたら
「たったそんな事で?」
と思ってしまうような事でも鬱の人にとってはやり過ぎになってしまうのです。
では、やりすぎの範囲は何で判断するのでしょうか?
それは、その運動をしてみて寝込まないで出来たらOKと言うことになります。
鬱の人は交感神経も副交感神経も低下しているので、少しでもいつもより高い負荷がかかると自律神経の限界を超えてしまい、耐えられない状態なのです。
でも、体を甘やかしているとなかなか自律神経は鍛えられません。
安静にしていたら尚更です。
無理はしないけど無理をしすぎない
と言う少し矛盾しているように聞こえますが、これを念頭に置いて実践して下さい。
でも、一日中動いているわけにもいきません。
自宅療養の期間が開けたらほとんどの人がデスクワークに戻ります。
なので座ることもトレーニングしていかなければいけません。
座ることで大切なのが「良い姿勢」で座ることです。
良い姿勢で座ることで、自律神経のバランスは整えられます。
体を動かすことにより自律神経を強くして、良い姿勢で座ることにより自律神経のバランスを整えていけば、鬱は早期に改善します。
良い姿勢のとり方
- 腰に手のひらを当てます。
- その手のひらのすぐ上の背骨の両脇の筋肉に「グッ」と力を入れて、その背骨を反らして下さい(あなたのこの背骨は恐らく出っ張っていると思いますが、この背骨は本来、反っているものなのです)。
鬱、自律神経失調症専門
自律神経専門士宮島信広
にしふなリセット整体院
https://www.nishifuna-rs.com
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