居眠りと動悸の、実は深い関係
音声で聞きたい方はこちらから。
「最近動悸がひどくて、、、」
「病院に行って心電図を撮ったのですが、特に異常はないとの事でした」
こういう人は案外大勢います。
まあ、心電図を撮って異常があったら大変です。
異常がなくて良かったのです。
「異常はないと言われても、、、」
そうですよね。
実際には毎日動悸に悩んでいるのに「あなたは問題ない」と言われても困りますよね。
病院で
「異常なし」
と言われたのは
「あなたは病気ではありませんよ」
という事です。
動悸は自律神経失調症なので病院では対処出来ないのです。
動悸は心臓の自律神経がなんらかの事情によって弱くなってしまい、心臓の働きが悪くなった状態なのです。
私は動悸を
心臓の自律神経失調症
と呼んでいます。
心臓の自律神経は背骨の一部分である胸椎1番から出ています。
この背骨が歪むと心臓の自律神経も弱くなって、その期間が長くなると心臓自体も弱くなり動悸が出てきます。
では、どうすれば動悸は改善させることが出来るのでしょうか?
一番手っ取り早いのは「背骨の矯正を受ける」事です。
胸椎一番が歪んで心臓の自律神経が失調しているのだから、その胸椎一番を正常な位置に矯正すれば、心臓の自律神経も自ずと改善されるのです。
実際、動悸を持っている人の胸椎一番は大きく歪んでいます。
そして矯正していくと
「なんか胸がスッキリした」
と言ってくれます。
これで悩ましい動悸は治ったのか?
と言うとそうではありません。
何故なら根本解決をしていないから、このままだとまたすぐに動悸は復活します。
動悸の根本解決とは何でしょうか?
あなたは居眠りをしていませんか?
昼下がりの自宅で、心地よい日差しの中、気持ちが良くなって、椅子に座ったまま頭をもたげてコックリコックリ、、、
仕事帰りで、電車に座れた時に疲れからつい眠ってしまい頭をもたげてコックリコックリ、、、
断言します。
これをしている限り動悸は治りません!
今すぐにやめて下さい!
「でも電車に座るといつのまにか寝てしまうのですよ」
と言う人は何人もいます。
電車で座った時に眠くなるのは多分耐えられません。
f分の1揺らぎの効果で心地よいのです。
母親の体内にいる時の鼓動のリズムです。
だったらせめてガラス側に頭をもたげて下さい。
それでもダメなら立っていましょう。
今、動悸が出ていない人も頭をもたげて居眠りをしていると、段々と息苦しくなってきたりします。
以前
「来週マラソンに参加する予定なんですけれど、なんか走ると凄く苦しいんですよね」
と相談されたことがあります。
話を聞いていると案の定、電車で頭を下げて寝て通勤しているとの事でした。
それをやめてもらったらだいぶ苦しくなくなって無事、マラソンに参加して完走したそうです。