口はコントロールできる唯一の内臓？！
音声で聞きたい方はこちらから。
この前、初めてコストコで牛タンを一本丸ごと買いました。
解体しなければいけないので、YouTubeをみて勉強していたところ
「アメリカでは内臓は食べないので、牛タンを処理しないから血抜きとかしないで日本に来るんですよ」
と言っていました。
私は
「え？！舌って内臓なの？！」
と衝撃を受けました。
もしかして知らなかったのは私だけなのでしょうか？？？
それは、私の中では内臓はコントロールできない物だと思っていたからです。
胃や腸、心臓などがそうです。
コントロールできるのはいわゆる筋肉で、腕や脚などです。
舌もコントロール出来ます。
だから内臓だと思っていなかったのです。
まあ、口という体内にあるのだからそうなりますかね。
でも舌を内臓というのならば、口は唯一コントロールできる内臓という事になります。
当院には胃腸の不調で訪れる人が多くいます。
食欲不振、逆流性食道炎、消化不良、便秘などなど。
医者でもないのに何故内臓を診ているのでしょうか？
それは「薬を使わないで治しているから」です。
「薬を使わないで胃腸が治るの？」
と普通は思うでしょう。
薬を使わないでも胃腸は良くなります。
「本当？胃薬飲まないでも良いの？」
やることをやれば胃薬は必要ありません。
では、どうしたら薬を使わないで胃腸が良くなるのでしょう。
それは
コントロールできる唯一の内臓である口を意識して使う
事です。
胃が動かないと感じている時に胃に「動け」と念じても胃は動きません。
何故なら胃は自律神経の働きによって自動的に動くものだからです。
でも、コントロールできる唯一の内臓である口は「動け」と念じれば動かすことが出来ます。
口と胃はつながっています。
口が一生懸命に働けば、胃はその分仕事がなくなって楽になります。
良く噛めば胃が良くなるのです。
「でも便秘は関係ないですよね？」
という人もいるでしょう。
口と胃はつながっています。
胃と十二指腸はつながっています。
十二指腸と小腸はつながっています。
小腸と盲腸はつながっています。
盲腸と大腸はつながっています。
口から大腸は一本でつながっているのです。
コントロールできる唯一の内臓である口を意識的に働かせば、大腸ですら改善することは可能なのです。
胃腸の問題に悩んでいる人は一口３０回噛んでみて下さい。
難しい人は２０回でも良いです。
噛めば噛むほど、まずは口から近い内臓である胃から良くなります。
これだけでも胃薬を遠ざけることができます。
そして胃が良くなったならその次は小腸が良くなって消化不良が改善されます。
それが良くなってくると便秘が改善していきます。
コントロールできる唯一の内臓である口を正しく使うことで内臓は凄く改善していきます。
