腰痛は体の使い方が全て
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以前、本屋さんで
「腰は1ミリたりとも曲げてはいけない」
と言うタイトルの本が並んでいるのを見ました。
私は
「これだ!」
と思いました。
常々、院に通っている方にどうすればわかりやすく伝えられるかを考えていたのです。
そうなんです。
「腰は1ミリたりとも曲げてはいけない」のです。
多くの人が腰痛で悩んでいて、様々な治療を受けています。
マッサージ、矯正、ストレッチ、鍼治療、電気療法、温めたり冷やしたり、、、
しかし、なかなか結果が出ないのが実情ではないでしょうか?
「あの治療受けてから、腰痛が一回も出ないで生活できているよ」
と言う言葉をほとんど聞いたことがありません。
たまに、評判の良い先生の治療を受けて
「あの先生の治療で2週間保ったんだよ」
と言う話を聞きます。
2週間保たせられるのは凄いことだと思います。
ゴッドハンドなのでしょう。
でも2週間後には、また腰痛は出るのです。
それは何故??
それは
体の使い方が変わらないから
なのです。
今の体の使い方が腰痛になる使い方をしているので、何をしても元通りの腰痛が出るのです。
では、どのような体の使い方をすれば腰痛は治るのでしょうか?
腰痛は体の使い方が全て
その①屈まない
正確には「腰を曲げて屈まない」です。
多くの腰痛持ちの人がしていることが「腰を曲げて屈むこと」です。
腰は1ミリたりとも曲げてはいけないのです。
「腰を曲げないで屈むことなんて出来ない!」
と言われたりもします。
腰痛持ちの多くの人がそんな勘違いをしているのです。
正しい屈み方は
膝と股関節を曲げておじぎをするように屈む事です。
こうです!
腰は1ミリたりとも曲げてはいません。
その代わり太ももとお尻の筋肉を使うので疲れます。
でも、これらの筋肉は人体で最強の筋肉なので、日常生活でどんなに使っても壊れることはありません。
むしろ使い続ける事によって鍛えられて、どんどん強くなります。
逆に腰は使い続けるとどうなるでしょうか?
人間の筋肉はお尻と脚の筋肉が7割と言われています。
と言うことは腰から上は3割の筋肉しかないと言うことです。
腰を曲げて3割の筋肉で背骨を支えていたらどうなるでしょうか?
弱い筋肉は消耗していつも疲れている状態になります。
そして腰の骨にダイレクトに負荷がかかるため、長い目で見ると椎間板や骨自体に負担がかかるため、腰のヘルニアや脊柱管狭窄症と言う病気になる確率が高くなります。
この可能性を低くして腰痛を治すためには
「腰は1ミリたりとも曲げてはいけない」
のです。
下の物を取る時や手を洗う時、ゴミを捨てる時など、これを意識しているとその都度「筋トレ」になります。
日常が筋トレなのです。
頑張ってみて下さい。