うちの子供はすぐに疲れて横になる、、、
音声で聞きたい方はこちらから。
「うちの子供はすぐに疲れて横になるんですよ」
と相談されました。
「病気ですかね?」
「病気が気になるなら病院に行ってみてください。でも多分病気ではないです」
これはただ怠けているのでしょうか?
実は私も子供の頃だるくて良く寝ていました。
親戚の家に行ってもその調子だったので叔母に
「いつも寝てるね」と言われてハッとした記憶があります。
でも、怠けているわけではありません。
すぐに疲れて横になるのには理由があります。
それは
起立性低血圧
の可能性があるからです。
起立性低血圧のお子さんは座っていたり、立っていたりすると凄く疲れるのです。
横になると楽になるのです。
それは何故かと言うと血圧の調節がうまく出来ないからです。
立っている時や座っている時、寝ている時はそれぞれ心臓の血圧を調節して脳や内臓に血流を送っています。
寝ている時は脳と心臓が同じ位置にあるのでそれほど心臓ががんばらなくても良いので、血圧は低めです。
座っている時や立っている時は、脳の位置の方が高いので寝ている時よりも血圧を上げなければいけません。
起立性低血圧のお子さんはこの調節がうまくできません。
座ったり立ったりした時には血圧を上げないといけないのに、寝ている時と同じ血圧なので脳や内臓に充分な血液を流すことが出来ません。
だから座っていたり立っていると、ものすごく疲れるのです。
だからつい寝てしまうのです。
すぐに疲れて横になるお子さんを元気にするには?
起立性低血圧は血圧の調節が出来ないことが原因と述べました。
と言うことは、心臓を元気にしてあげれば問題は解決できます。
心臓の自律神経は胸椎1番から出ています。
ここは、下を向いている時に歪みます。
下を向かないようにして下さい。
例えばゲームとか、スマホとか漫画とか、、、
下を向かせないようにして下さい。
一番多いのはやはりゲームですね。
ゲーム機を机の上に台を作ってその上でやれるようにしてみてください。
そして
辛くない時はなるべく座らせていて下さい。
寝ていると、徐々に寝ていることが当たり前になります。
これが当たり前になると、あまり辛くなくても寝ていることが多くなります。
寝ている間は悪い状態の保存をしているだけです。
しかも体力も無くなって、座ることがさらに億劫になります。
これが70歳過ぎていたら寝たきり直行です。
安静にして治るものは怪我や風邪くらいです。
キチンと座るようにして下さい。
キチンと座ることができたらそのうち立っていても疲れなくなります。