腸を良くしてアトピー性皮膚炎を改善する?!
音声で聞きたい方はこちらから
大人も子供もアトピー性皮膚炎を患っている人はそんなに珍しくないです。
私が子供の頃よりも市民権を獲得している気がします。
おそらくアトピー性皮膚炎が市民権を獲得してから数十年は経過しているかと思います。
国立生育医療研究センターによると、アトピー性皮膚炎の治療法は次の三本柱から成り立っているそうです。
1・スキンケア
2・薬物療法
3・悪化要因の排除
スキンケアはクリームなどを塗って肌がこれ以上悪くならないようにします。
薬物療法は炎症などで夜眠れない時に塗って痒みを抑えます。
悪化要因の排除は、カビや花粉、ダニなどの悪化要因を見つけ出し、可能な限りそれを排除すると言うものです。
これらは全て必要な治療です。
何も文句はありません。
しかし、一つ追加させて下さい。
それは
腸の治療
です。
「何故、腸?」
アトピー性皮膚炎は皮膚のバリア機能の低下が原因です。
そのバリア機能が低下した皮膚が、アレルギー物質に免疫細胞が過剰に反応した状態がアトピー性皮膚炎です。
皮膚は腸の状態に左右されます。
そして、免疫細胞は腸から出ています。
と言うことは腸の状態にアトピー性皮膚炎の状態は左右されると言っても良いのです。
アトピー性皮膚炎の人のお腹は張っていることがほとんどです。
そのお腹の張りが減ってくると皮膚の状態も比例して良くなることがとても多いのです。
では、どうしたら腸の状態を良くしてアトピー性皮膚炎を改善させることが出来るのでしょうか?
腸を良くしてアトピー性皮膚炎を改善する方法
その①食べ物
小さなお子さんがアトピー性皮膚炎の場合、お母さんは食べ物にとても気を遣っているかと思います。
なるべく添加物が少ない食べ物を選んだり、無農薬の野菜を購入したりしている人もいるでしょう。
しかし、次に述べる食べ物を避けている人はあまりいません。
それは
小麦です。
「ええ?!小麦を避ける??」
と思う人もいるでしょう。
そう。
小麦です。
私たち日本人はまだまだ小麦を主食にしてはいけない民族だと私は臨床経験上考えています。
食パンは主食パンの略ですが、これはアメリカの小麦を売るための戦略と言われています。
日本人は米文化の上に成り立つ民族なのです。
何故こんなことを言っているのかと言うと、小麦を頻繁に食べている人のお腹はとても張っていて、腸が疲れた状態になっているからです。
お腹の張っている人に
「パンとかパスタ食べていますか?」
「はい。毎日食べています」
と言う人がほとんどです。
そこで
「やめなくても良いので、1日おきにして下さい」
とお願いすると、1週間後にはお腹の張りが半分くらいになっているのです。
それくらい、小麦は腸の負担になっているのです。
毎朝パンを食べているのなら1日おきにして、半分はご飯と納豆にしてみて下さい。
あと、男性に多いのが「毎日コンビニ弁当」です。
これは言わずもがなかもしれませんが、保存料、その他の添加物が多く使われているので、毎日食べているとお腹がパンパンに張ってしまいます。
その他のお弁当屋さんを使うなどして下さい。
腸を良くしてアトピー性皮膚炎を改善する方法
その②姿勢を良くする
腸の自律神経は背骨から出ています。
背骨が歪むと腸の自律神経も悪くなります。
腸の自律神経が悪くなればもちろん、腸自体の働きも悪くなります。
姿勢を良くして過ごしてください。
背骨の矯正と良い姿勢のキープで最短でアトピー性皮膚炎を改善します。