めまい、立ちくらみ、その本当の原因とは?
めまい、立ちくらみは三半規管の症状とされています。
病院での検査では頭のMRIを撮ったりして調べますが、ほとんどの場合問題は見つけられません。
めまい、立ちくらみの本当の原因とは?
その①ストレートネック
病院で検査して
「耳の石(耳石)の形が原因かな〜」
と言われる人もいます。
しかし
「先生、どうして耳の石の形が悪いのですか?」
と聞くと
「生まれつきだね」
と言われます。
おかしくないですか?
生まれつきの形が悪いのならもっと前からめまいがあってもおかしくないです。
もっと言ってしまえば幼少期からめまいがないといけないことになります。
でもめまい、立ちくらみの症状が出始めたのは最近なのです。
という事は耳の石の形の悪さはめまいとは直接関係がないということになります。
悪化要因の一つではあるかもしれませんが、主たる要因ではないと私は考えます。
それでは、めまい、立ちくらみの主たる原因は何でしょうか?
それは首の反りがなくなった
ストレートネック
にあります。
ストレートネックは首の反りがなくなった状態で、反っていた首が真っ直ぐになるとどうなるかというと「首の長さが伸びる」という事です。
首が長くなるという事です。
一見良さそうな感じですがそうではありません。
首の長さが伸びると中を通っている血管も引っ張られて伸びます。
ゴムホースを引っ張るとどうなるでしょうか?
伸ばされたところは管が細くなります。
血管も引っ張られると細くなるのです。
すると、そこを通る血流も通りにくくなってしまうのです。
その結果として耳のリンパの状態も悪くなるのです。
それがリンパ液にぷかぷかと浮いている耳の石の状態に影響を与えているのではないかと思います(これはMRIでも確認出来ていないので、あくまでも私の臨床経験上での考えです。)。
めまい、立ちくらみの本当の原因とは?
その②立ち方
「不意に立ち上がる時にフワッと来るんです」
と良く言われます。
立ちくらみ系のめまいは特にです。
これは何が悪いのかというと
不意に立つ事が良くない
のです。
どう言うことかと言うと、立つ時に「立つ準備」をしておけば立ちくらみは起きないと言うことなんです。
具体的には、パソコンなどを使っていて下を向いていた状態から不意に立ったりすると立ちくらみが起きると言うことです。
パソコンを使っている状態から急に立ってはいけません。
パソコンを使っていて立とうとした時には、まずは前を向きましょう。
そして背中を伸ばして、しばらくその状態が体に馴染んでから立つと、立ちくらみは起きにくくなります。
立つ準備をすると言うことです。
特に座っている時に背中が丸まっていると立つ時に背中が伸びる時に症状は出やすくなります。
そもそも良い姿勢で座っていると立ちくらみは起きにくくなります。
ストレートネックと姿勢を同時に改善する方法として背骨の矯正を受けることをおすすめします。