息苦しさ、めまいを解決する前屈みのやり方
久々に来院された方が「息が吸えない」と訴えていました。
以前はデスクワークでしたが3ヶ月前に立ち作業をする仕事に転職されて以来の来院でした。
以前通っていた時にだいぶ症状が改善したのですが、デスクワークと立ち作業では気をつける箇所が違くなるのでだいぶ症状が強く出ていました。
立ちながら物の検査をしたり運んだりするそうです。
だいぶ背骨が後ろに丸く、硬くなっていました。
背骨の矯正でだいぶ真っ直ぐに、動く背骨に改善し、帰りには「だいぶ楽になりました」と喜んでいました。
以前はよかったのに何故こんな背骨になってしまったのでしょうか?
それは
前屈みの仕方が悪いから
です。
座り姿勢はだいぶ改善していたのですが前屈みのやり方がわからなかったようです。
息苦しさ、めまいを解決する前屈みのやり方
まずは座っている時や立っている時の姿勢に気をつけましょう。
それができるようになってからの応用が「前屈み」なのです。
【良い前屈みのやり方】
- 腰を曲げない
- 首で下を向かない
- 股関節を曲げる
- 膝を少し曲げる
このような感じです。
お尻を後ろに出す感じです。
【ほとんどの人がやっている悪い前屈み】
- 腰を丸める
- 首を曲げて下を向く
- 股関節と膝は真っ直ぐで「棒立ち
このような感じです。
この前屈みのやり方は色々な不調をまねきます。
でもほとんどの人がこれをやっています。
何故かと言うと「脚が楽だから」です。
でも
脚が楽をした分その負担が背骨にかかる
のです。
この良い前屈みはやってみるとわかりますが脚がとても疲れます。
だから楽をするためにほとんどの人が悪い前屈みをしているのです。
しかしお尻や脚の筋肉は全身の約70パーセントをしめます。
言わば体の中で「最強の筋肉」なのです。
この最強の筋肉をうまく使わないので、息苦しさやめまいなどの体調不良が出てくるのです。
良い前屈み疲れると前述しましたが、筋肉は使えば使うほど強くなります。
1週間、2週間と時が経てば経つほど、どんどんこの良い前屈みが楽になります。
そして症状も改善していきます。
この良い前屈みは
慣れるのです。
悪い前屈みは慣れる事はありません。
それどころか悪い前屈みを続ければ続けるほど体調はどんどん悪くなります。
エクササイズをしているんだと思って取り組んでください。
女性は年齢を重ねると膝や股関節が悪くなる人が多いので、スクワットを進めるお医者さんが多いですが、日常的にこの良い前屈みをしているとわざわざスクワットをしないでも脚の筋肉が鍛えられるので良い結果に繋がります。
オススメは背骨の矯正を受けながら取り組む事です。
その方が無理なく身に付きます。