肩、肘の痛み、、、運動やストレッチしたら効果的??
本日、左の肩から肘や腕、肩甲骨の痛みでお辛い方がいらっしゃいました。
お話を伺うと肩や腕が痛くて回したり、ストレッチしたりしていたそうです。
「1週間前と比べて今日はどのくらい痛いですか?」
「10倍くらい痛いです。」
果たして運動やストレッチは効果的だったのでしょうか?
結果から言うと
効果的ではない
です。
誤解を受ける前に述べますが、全ての首肩の痛みに効果がないと言うことではありません。
今回のこの方の痛みについてです。
それは何故かと言うと
1週間前よりも悪化しているから
です。
効果的な事をすれば1週間後には少し改善しているものです。
もしくは「前と変わらない」です。
悪化していると言うことはしてはいけない事をしていることになります。
それではこの方の痛みは何が原因でどうすれば良くなるのでしょうか?
原因その①首のヘルニア
この方に
「上を向いて下さい」
と言うと
「肩とか腕の痛みが強くなります」
と訴えました。
これは首のヘルニアの兆候です。
肩や腕が痛いのは肩や腕に問題があるわけではなく首からくる神経痛と言うことになります。
だから肩や腕をいくら回したりストレッチしても良くはならないのです。
原因その②背骨全体の歪み
普通、病院などに行くとレントゲンなどを撮られてその結果首のヘルニアと診断されると首の牽引など「首の治療」をします。
しかし何故首のヘルニアが起きるのでしょう。
それは首の骨がズレた結果起きるのです。
それでは何故首の骨がズレるのでしょう。
それは骨盤や背骨全体がズレているからです。
土台がズレれば屋根ズレると一緒で土台である骨盤やその上の背骨がズレれるから首の骨がズレるのです。
首のヘルニアの治療法その①
背骨全体の矯正
前述したように首のヘルニアは骨盤や背骨全体の歪みが関係しています。
よって背骨全体の矯正が必要になります。
そしてその矯正後の良好な背骨の状態を今日も明日もその先もずっと維持しておけば最短でヘルニアは改善します。
首のヘルニアの治療法その②
顎を引く
多くの首のヘルニアで悩んでいる方の特徴があります。
それは
顎が上がっている
事です。
「証明写真の時顎を引いて下さいと言われましたか?」
と聞くとほとんどの人がそうだと答えます。
顎が上がると首の神経を圧迫します。
上を向いた時と同じ状態になるのです。
多くの首のヘルニアの方は上を向くと悪化しますので日常的に悪い状態を作っていることになります。
軽く顎を引くようにして下さい。
してみるとわかりますが何となく楽になります。
ヘルニアの治療法その③
痛くないように過ごす
多くの症状に言えることですが痛みを出して良いことは一つもありません。
痛みとは体から「それやめて」と警告されているのです。
だから1日に何回も痛みを出していると今日よりも明日もっと痛くなります。
痛くないように生活して下さい。
特に痛みの確認などをしないで下さい。