変形性膝関節症は治るのか?
「変形性膝関節症なんだけど治りますか?」
と言う方もいます。
私は
「変形性膝関節症は治らないかもしれないですが日常生活に不自由はなくなると思います」
と答えています。
そう答えるとほとんどの人は
「それでも良いです」
とおっしゃいます。
変形性膝関節症は膝の骨の変形している状態を言います。
膝が痛いから病院に行ってレントゲンを撮ったら膝の骨の異常があった場合に告げられます。
この場合医師に
「治るんですか?」
と聞いても
「歳だから」
と言われてお終いです。
膝の軟骨に効くと言われているグルコサミンについて質問すると
「気休めです」
とあっさりあしらわれます。
結果から言うと変形性膝関節症は死ぬまで付き合うしかないという事です。
しかしこれって本当なのでしょうか?
少なくても私はそうは思いません。
何故なら変形性膝関節症と病院で診断された人でも
「痛くなくなった」
「楽になりました」
と言う方がとても多いからです。
誤解を招かないように申し上げますがおそらく変形性膝関節症は治っていません。
正確に言うと変形した骨は治っていません。
では何故変形性膝関節症は痛くなくなるのでしょうか?
変形性膝関節症が痛くなくなる理由
その①膝の神経の改善
痛みを感じているのは神経です。
膝を動かしているのも神経です。
当院で改善しているのは背骨です。
膝の治療は一切しておりません。
それでも膝の痛みは改善しています。
それは何故かと言うと膝の神経の大元を改善しているからです。
一般的に、膝の神経は腰、骨盤から出ていると言われています。
通常の整形外科ではせいぜい膝のレントゲン、少し親切な所では太もものマッサージ程度です。
もう少し踏み込んだところでは腰、骨盤を含めた膝の治療をします。
それでも私の考えでは不十分です。
ゴムホースの先から水が出ない場合皆さんはどうしますか?
ゴムホースの先だけ見ますか?
恐らくそんなことは無いと思います。
長いゴムホースのどこで折れ曲がっているのかと点検すると思います。
変形性膝関節症の治療で膝しか治療しないのはゴムホースの出口だけしか点検しないのと同じです。
膝の治療で腰、骨盤の治療をするのも中途半端です。
途中で終わっているのです。
では膝の神経はどこから出ているのでしょうか?
答えは
首から
です。
正確には脳から出て首を通って背中、腰、骨盤を通って膝に到達します。
と言うことは首、背中、腰、骨盤全てを良くする必要があるのです。
全ての背骨を矯正してその良好な状態をキープする事で変形性膝関節症は最短で改善する事ができます。
変形性膝関節症が痛くなくなる理由
その②使い方の変更
「立つとき痛いのよ」
階段の下りが痛いんです」
など言われます。
それは立ち方が悪かったりするのです。
立つとき痛い場合は座り姿勢が悪いだけです。
腰をしっかり伸ばして座れば立つとき痛くありません。
前述したいい姿勢を参考にして下さい。
階段の下りが痛いのなら可能な限り下りは使わないで下さい。
エスカレーターとかエレベーターを使いましょう。
ほとんどの人が
「痛くても使わないと老化する」
との危機感で無理に使っているために治らないのです。
痛い事は一切やめて背骨の矯正といい姿勢のキープをやれば意外とあっさり改善するものです。