腱鞘炎と言えば整形外科??
当院は腱鞘炎の治療も得意です。
かと言って腱鞘炎の専用の治療などはしておりません。
相変わらず「背骨の矯正」だけをしております。
当院に長年通って頂いている患者さんでさえ
「腱鞘炎になってしまったのですがこれは整形外科ですか?」
と聞かれます。
それくらい腱鞘炎=整形外科と浸透しているのです。
私も整形外科的治療は接骨院で15年ほどしていましたので整形外科的治療については手術や投薬治療以外は自信はあります。
腕の筋肉をほぐしたり、腕の骨のズレを矯正したり色々な治療法をしていました。
でも今は腱鞘炎と言えども腕を治療する事はありません。
そして今の治療法の方が治癒率は圧倒的に早く、そして良いのです。
何故整形外科的治療をしなくても腱鞘炎が治るのでしょうか?
それは
蛇口ではなく元栓を開いているから
です。
蛇口から水が出なくなったらどうしますか?
蛇口を何回回しても出ないですよね。
元栓などもっと根本的な原因を探すと思います。
それと同じで腱鞘炎にも大元があるのです。
そこを解決しないで結果である腕の筋肉や骨の歪みを治療してもなかなか良い結果につながらないのです。
それでは腱鞘炎の大元とは何でしょうか。
それは
背骨です。
腱鞘炎を起こしている指の腱の神経は背骨から出ています。
この神経の出ている背骨が歪むと腱鞘炎になりやすい指の状態になるのです。
腱鞘炎の改善方法
その①背骨の矯正
背骨が歪むと腱鞘炎になりやすい状態になると言う事は背骨の歪みを治せば腱鞘炎になりにくくなると言う事です。
背骨を真っ直ぐに矯正して下さい。
そしてその真っ直ぐになった良好な背骨の状態をずっとキープすれば毎日少しずつ腱鞘炎が治っていきます。
腱鞘炎の改善方法
その②使わない
背骨の状態と良い姿勢のキープで毎日少しずつ腱鞘炎が治ります。
でも毎日色々使ってその治る量を傷つける方が上回ってしまったら治るものも治りません。
利き手ではない手が腱鞘炎ならなるべく使わないようにしましょう。
痛くなくても物を持ったりドアを開けたり片付け物をしたりは治るまで痛くない方の手でして下さい。
利き手が腱鞘炎の場合も使わない方が良いのですが、限度がありますので痛くないように使って下さい。
例えば物を摘む時が痛いときは救い上げるようにしてください。
コップを洗うときが痛いときはコップを流し台に置いて痛くないように洗ってください。
腱鞘炎は皮膚の下で起こっているのでイメージしにくいですが、皮膚の下で傷が無数にできていると考えてください。
例えば傷が10個できていて背骨の状態が良ければ1日に1個治るとして、使い方が悪いと「痛い!」となった時に0.5傷が付きます。
1日に3回「痛い!」があると1日で治る量を超えるので徐々に悪化していくと言う感じです。
背骨の状態を良くして痛みを出さないで生活すると案外すんなりと治ります。
頑張りましょう。