慢性的な胃の疲れ、胃の張り
何故胃は疲れたり張ったりするのでしょうか?
「昔から胃が弱いんですよね」
「体質なんです」
と良く言われますがある程度はそういう事も関係はしてきます。
でも、改善は出来ます。
私の感覚では元からある体質が関係してくる割合は2割程度です。
その他は後天的な影響によるものです。
それでは体質以外の後天的な影響とは一体何でしょう。
①良く噛んでいない
胃の張りや慢性的な疲れを訴える人の胃の部分を触ると硬く張っています。
その人に
「早食いですか?」
と聞くと
「そうなんです」
と答える事がほとんどです。
たまに
「私食べるの遅いんです」
という人もいますが
「噛む回数少なくないですか?」
と聞くとそうだと答えます。
食事時間が長いから良く噛んでいるわけではありません。
噛むという動作は胃が消化しやすいように食べ物を砕くという事と、食べ物という外からの異物を唾液と混ぜ合わせて自分の細胞の一部として取り込む事になります。
あまり噛まないで食べ物を飲み込むという事はどういうことかと言うと胃の仕事がその分増える事につながります。
人間だって仕事を毎日沢山すればいずれへとへとに疲れてしまいます。
胃の仕事仲間は顎なのです。
タッグを組んで仕事に当たるのです。
仕事仲間の顎が仕事をさぼると相棒の胃の仕事量は増える仕組みです。
②食べる量が多い
これは噛まない事ともつながりますが、食べすぎも胃の仕事量が増えるので胃に負担がかかります。
日本人は慢性的に食べ過ぎらしいです。
昔は腹八分と言われていましたが、今は腹六分が提唱されています。
いつもの量を減らすのはなかなか難しいかもしれません。
大食いの人は早食いでもあります。
あまり噛まないで飲んでいるので沢山食べられるのです。
③姿勢が悪い
胃の自律神経は背骨から出ています。
背骨が歪むと胃の自律神経が悪くなって胃の働きが悪くなって疲れやすくなります。
胃の疲れ、胃の張りの改善方法
①30回以上噛む
胃が悪い人のほとんどは4、5回で飲み込んでいます。
たくさん噛むコツは奥歯ではなく中間の歯で噛む事です。
奥歯で噛んでいるといつのまにか飲み込んでしまいます。
顎にたくさん仕事をさせて胃を楽にしてあげましょう。
胃の疲れ、胃の張りの改善方法
②良い姿勢
胃の自律神経は背骨から出ているので、背骨の状態が良好になれば胃の自律神経の状態も良好になります。
お勧めは背骨の矯正+良い姿勢のキープです。
背骨の矯正を受けて真っ直ぐになった背骨の状態を良い姿勢をキープすることにより強も、明日も、明後日も、2ヶ月後も3ヶ月後も継続していくと毎日少しづつ寝たら改善していきます。