鬱と姿勢
私は鬱の人は最初の問診している時にわかります。
顔色とか話し方、声のトーンなどなど。
でも一番は「姿勢の悪さ」です。
背中がとても丸くて顔がほとんど下を向いてしまっています。
鬱で元気がないから下を向いていると普通なら考えると思います。
果たして鬱で元気がないから下を向いているのか?
はたまた姿勢が悪く下を向いていたから鬱になってしまったのか?
実は
姿勢が悪いから鬱になっているのです。
鬱は自律神経失調症の王様のようなものです。
鬱を患っている方のほとんどは不眠もしくは睡眠になんらかの問題があったり、胃腸の状態が良くなかったり、手足が冷えていたり、同期がして不安症だったり、肩こりがひどかったりしています。
不調に不調の重ね掛けをしているようなものです。
そして上記の不調は全て自律神経失調症と言われるものです。
自律神経が失調しているのです。
自律神経はどこにあるのでしょうか?
自律神経は背骨の中にあります。
姿勢が悪くて背骨が歪むと上記の自律神経失調症が徐々に現れます。
最初は肩がこった程度の症状から始まっても、その状態を放っておくとそのうち頭痛か始まるかもしれません。
その状態も薬を飲んだらして放っておくと次はめまいが始まるかもしれません。
そのまま何年か経過すると食欲が低下してくるかもしれません。
手足が冷えやすくなるかもしれません。
うまく眠れなくなってくるかもしれません。
それでもそのままにしているとやがては鬱になるかもしれません。
鬱は自律神経失調症の王様と言ったのはこういう経緯があるからです。
それでは上記の様々な自律神経失調症をすべて治さなくては鬱は治らないのでしょうか?
いえ。
そんな事はありません。
そもそも一番最初の始まりは「姿勢が悪くて背骨が歪むこと」でした。
自律神経そのものと言っても良い背骨の状態を良くしてあげる事で根本から鬱は改善していくのです。
鬱の治療法
その①背骨の矯正
背骨が歪んでいるのなら真っ直ぐに矯正すれば背骨の状態は良くなり、その中に入っている自律神経の状態も良くなります。
色々な矯正法があるのですが、私は部分的な矯正法よりも背骨全部をくまなく矯正することをお勧めします。
何故なら背骨は全てつながっていて関係ない部分がないからです。
一例として足の痺れを訴える方を首の治療で改善した事もあります。
でも、そもそも何故背骨が歪むのかというとそれは
姿勢が悪いから
です。
日常的に姿勢を良くして生活する事で自律神経は正常に働くようになり、いずれ鬱は改善されます。
当院で最初は下を向いていた人も姿勢に気をつけるようになって下をむかなくなってくると段々と元気になってきます。
鬱で元気が出なくても良い姿勢をして元気になって下さい。