何もやる気がしない
「最近何もやる気がしないんですけど、これって自律神経失調症ですか?」
とここ最近よく聞かれます。
「コロナ禍になってから家にいる事が多くなりましたか?」
と質問するとほとんどの方が
「そうです」
と答えます。
この後、2つのパターンに分かれます。
1つ目のパターン
姿勢が良い場合
私は患者さんが来院した時に治療前に背骨の状態をチェックして採点をします。
その時の得点が70点以上であった場合、やる気が出ない理由は
体を動かさなくなった為
としています。
家でじっとしていると元気がなくなります。
何もする気が起きなくなってきます。
人間には太鼓の昔から、食料が少なくなって餓死しないように使わない体の機能は抹消してエネルギーの浪費をカットするという遺伝子が備わっているそうです。
家でじっとしていると使わない体の機能が徐々にカットされていって、気力も出なくなるのだと思います。
繁華街などに出てくださいとは言いません。
ウォーキングなどに少なくとも1日に一回は出てください。
2つ目のパターン
姿勢が悪い場合
私の背骨の採点が70点未満の場合は
背骨の歪みからくる気力の低下
が疑われます。
背骨の中には自律神経が入っています。
背骨が歪むと自律神経の調子が悪くなります。
その結果心臓、肝臓、腎臓、胃腸をはじめとする様々な内臓に影響が出ます。
その結果、疲れやすくなったり、寝ても疲れが残ったり、眠れなくなったり、やる気が低下したりするのです。
これはやはりコロナ禍になり家で座っている事が多くなった為と考えます。
会社よりも家の椅子は座りにくいようで、長時間座っていると姿勢が崩れてきます。
新たに仕事用の椅子と机を買えるならそうしてください。
そうでもないなら1時間に一回は立ってウロウロして下さい。
外資系の会社が取り入れている
立ちデスクワーク
もオススメです。
キッチンカウンターがある家ならそこでパソコンワークをしてみてください。
ない方は机の上に40センチくらい高くなるような箱などを載せてその上にパソコンを置くのも良いですね。
立ってやる方が楽なのが分かりますよ。
そして70点未満の方が1番大切なのが
良い姿勢で座る
事です。
背骨が歪むからやる気や元気が出ないのですから背骨が歪まなければ良いのです。
背骨が歪む理由は姿勢が悪いからです。
家にいる事が多くなって1番多い姿勢が座り姿勢なのです。
この姿勢、やってみると分かりますが長時間はきついです。
だから前述した1時間に一回は立ったほうが良いのです。
座って良い姿勢をやるよりも立ってやったほうが楽なのもよくわかると思います。