寝ても寝ても寝足りない
「寝ても寝ても寝足りない」
子供ならこれでも良いでしょう。
子供は副交感神経が優位なので沢山寝られます。
子供の頃に気がつけばお昼まで寝ていたなんて経験は皆さんにもあるかと思います。
しかし大人になってから
「寝ても寝ても寝足りない」
「いくらでも寝られる」
と言っていたらこれは
多眠症
かもしれません。
多眠症とは睡眠障害の一種です。
睡眠の質が悪くて長く眠らないと体の調子が整わない状態です。
「春眠暁を覚えず」
ともありますが、春は自律神経が揺らぐ季節です。
(今は春ではないですが)自律神経の調子が悪いのでなかなか起きられないと言う感じにも私にはとれます。(本来の意味は春の夜は気持ちがいいので朝になっても気がつかず眠り続ける状態)
聞き慣れない言葉ですが多眠症は自律神経失調症です。
自律神経の調子が悪いので睡眠の質が悪いのです。
眠りが浅かったり、途中で起きてしまったり、起きたと思ったらまたうとうとしたり。
集中して質の良い睡眠を継続できていないのです。
多眠症は自律神経失調症ですからまずは自律神経を整えるのが何よりも優先的に行わなければいけません。
自律神経を整えるのは世間一般的には
・呼吸を整える
・適度な運動をする
・朝日を浴びる
・ハーブティーを飲む
など色々ありますが私の1番のお勧めは
背骨の矯正と良い姿勢のキープ
です。
自律神経と言うと何か捉え所がない感じがしませんか?
病院で検査の結果何も異常がない時に
「自律神経ですね」
と言われることがあります。
何かもやもやした感じがしませんか?
そんな方に
「自律神経ってこれですよ」
と説明すると
「自律神経ってホントにあるんですね」
って答えます。
自律神経は何かというと
背骨
なんです。
端的に言いすぎましたが、自律神経は背骨の中にあるのです。
だから自律神経を整える=背骨を整える事になるのです。
でも、背骨は何故歪むのか分かりますか?
それは姿勢が悪いから歪むのです。
せっかく背骨の矯正を受けたのに、家に帰ってソファーにだらしなく座っていたらほとんど意味がありません。
背骨の矯正後の良好な状態を家に帰っても、職場でも、ずっとキープする事が大事なのです。
そうする事で、家でゆっくりしている時間も、職場で頑張って仕事をしている時間も、もちろん寝ている時間も
ずっと治療中
という事になるのです。
睡眠障害の一つである多眠症はすぐに結果が出るようなものではありませんが、背骨の矯正と良い姿勢のキープに取り組めば質の良い睡眠が摂れる日が徐々に多くなっていきますので是非頑張ってみて下さい。