頭のフワフワ感が変わらない、、、
「調子どおですか?」
「あまり変わらないです、、、」
頭のフワフワ感、胃腸、不安、不眠で通院しているかたです。
今回で5回目でした。
治療前の検査では80点でした。
治療しながら話していたのですが
「そう言えば以前はシャワー浴びている時に立っていられなかったんですがそれは大丈夫になりました。」
「それは良かったですね。今日の胃を押した時の痛みも無かったじゃないですか」
「そう言えば以前よりも胃腸は良いです。」
「良くなってるじゃないですか」
「でも頭はまだフワフワしているんです」
私から見ても、おそらくこの会話を他人が聞いていてもこの人は「良くなっている」と思うでしょう。
ただ、主訴が無くならないと良くなってきましたと言わないタイプなのですね。
でも、ここが重要ですが、小さな変化を感じて「私良くなっていっているんだ」と自覚することが大切です。
消えた症状に注目するか?
残った症状に注目するか?
皆さんはどちらですか?
この方の場合は
「頭のフワフワはまだあるけど胃腸が良くなってきたよ」
と言えた方が良いのです。
言葉遊びみたいですが、肉体の治りを決めているのは「脳」なのです。
脳がその気になればもう治ったも同然なのです。
実際、私の臨床的には少し良くなったら「良くなってきた」「前回より良いです」「まずまずです」と言える方の方が良くなる速度は速いです。
「そんなこと言ったって1番気になる症状が残っているのにその気になれない!」
と言う方もいるかと思います。
でも、体は全てつながっているので通常は体調が良くなるようなアクションを起こして、腰が治ったのに肩が治らない道理がないのです。
この方の場合も以前よりも体調が良くなってきたのでシャワーで立っていられないほどのめまいがなくなったのです。
同じ体に起こっている頭のフワフワ感も変化がないわけがないのです。
あとは時間の問題なのです。
だから今良くなったところを自覚して
「10年以上もシャワーで立っていられなかったのに良くなって良かった!!」
とまずは自分を褒めてください。
そして残った症状には
「このままやれば良くなる予感がする。だから真面目に取り組もう」
と期待して下さい。
大切なのが
良くなっている症状があるなら焦らず、今やっていることを続けること
なのです。
まあ、3か月やっても体のどこにも何の変化もない場合はすぐにやめて他のことに取り組むべきですが、、、