手の痺れはどこを治せば良いのか?
2年ぶりの患者さんが
「手の痺れが出てるんです。診てください。」
と来院されて本日で3回目の治療でしたが
「手の痺れはなくなりました」
とおっしゃいました。
当院に来院する前に整形外科でレントゲンを撮っていて「ストレートネック」と診断を受けました。
検査すると確かにストレートネックでした。
病院だとおそらく牽引を中心とした首の治療が行われると思います。
丁寧なところなら理学療法士が肩や首を触って緩めてくれたりもします。
でも、今回みたいに実質2回で手の痺れがなくなるのはほとんど無理だと思います。
これは私が「技術があって凄いだろー!」と言っているのではありません。
ただ私は、手の痺れは
どこを治すか知っている
から早期に改善出来ただけです。
手の痺れは首だけの問題ではありません。
手の痺れは
骨盤を含めた背骨全体の問題
なのです。
だから首とその周辺だけを治療してもなかなか改善しないのです。
背骨が手の痺れに関わっている理由
首が痺れが出るほど悪くなるのは何故でしょうか?
それは土台である背骨、骨盤が悪くなったからです。
第一に骨盤が後ろに倒れると腰の一つ上の骨が後ろに飛び出ます。
その次にその骨が飛び出てくると首の一つ下の骨が飛び出てきます。
そしてその上にある首の骨のバランスが悪くなって手の痺れが出るのです。
家で言えば骨盤が土台で背骨が柱で首や頭が屋根だと思ってください。
屋根が傾いているのに屋根だけ修理しないと思います。
まずは土台を直して柱を真っ直ぐにして、それでも直らなければ屋根の修理と言った順序だと思います。
土台が直っていないのに屋根だけ修理してもその時はいいかもしれませんが、いずれ近いうちにまた屋根の修理が必要になります。
まずは土台や柱である骨盤と背骨を治しましょう。
これが見落としも抜けもなく1番確実に改善出来ます。
体はつながっています。
骨盤が悪くて手の痺れが出ていることもあります。
首だけではなく、骨盤を含めた全体的な治療を受けることをお勧めします。
手の痺れが治りやすくなる習慣
土台である骨盤が悪くなる理由の1番は「姿勢の悪さ」です。
手の痺れがでるそもそもの原因を治しておかないと治ったらまた痺れが出てを繰り返します。
良い姿勢で生活しましょう。
凄く首肩が楽だと評判!
特にデスクワークの方にして頂いていることですが
パソコンの位置を5センチ上げる
事です。
下を向くと手の痺れがでる方は下を向かなければ良いのです。
「下を向かないと仕事が出来ない」
とよく言われます。
それは置いてあるものが低いところにあるのが問題なのです。
昇降机を購入して机がもっと上に上がれば良いのですが、それは会社員の方は無理ですね。
パソコン台を購入するか(1000円程度)、箱のティッシュをパソコンの下に左右に一つづつ入れてパソコンの位置を上げてみてください。
「凄く楽になりました」
ととても評判が良いですので試してみてください。