アトピー性皮膚炎は治るの?
「アトピー性皮膚炎の孫がいるんだけど、今度玉川温泉に一緒に湯治に連れて行こうと思うんだけどどうかな?」
と聞かれました。
玉川温泉とは秋田の有名な温泉で酸性度がすごく高い温泉です。
私は以前、肌の弱い方が玉川温泉に行った時に凄く痛くなってその後温泉に入ることも出来なかった方がいたと言う話をしたところ
「やっぱりそうかー。実は俺も玉川温泉でアトピー性皮膚炎の人と知り合ったんだけど、5分くらい温泉に浸かったらその後脱衣所でのたうち回って救急車呼ばれてたの見たんだよな。やっぱりやめた方が良いよね」
「それじゃあダメじゃないですか笑」
当院でもアトピー性皮膚炎の方は改善しています。
アトピー性皮膚炎で来院したのではなく胃の調子が悪いのでいらした方でした。
胃の調子を治すのと同時進行でアトピー性皮膚炎が改善していきました。
治すつもりがないのに何故アトピー性皮膚炎が治ったのでしょうか?
【アトピー性皮膚炎は、増悪と軽快を繰り返す痒みある湿疹を主病変とする疾患である。 多くの場合はアトピー素因を持つ。アトピー素因とは、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎のうちいずれか、あるいは複数を自分自身や家族がもっている、またはIgE抗体を産生しやすい体質である。】
https://doctorsfile.jp/medication/2/
難しい事が書いてありますが、その原因の大きな部分が体質から来ると言う事が書いてあります。
「体質から来ているのでは治しようがないのでは?」
と思うかもしれませんがそうではありません。
体質とは「今現在」の体質であって、体の調子を変えていけば体質は変化していくものなのです。
簡単なところで言うと「肩こり体質」や「腰痛体質」は比較的簡単に治すことが出来ます。
「疲れやすい体質」や「頭痛体質」も少し時間がかかりますが治すことが出来ます。
これと同じように「アトピー性皮膚炎体質」も時間がかかりますが治す事が可能です。
では「◯◯体質」が治るためにすべき事は何でしょうか?
体質を治す方法
行動を変える
体質を作っているのは生活習慣です。
生活習慣とは日々行なっている行動です。
行動を変えることによって体質そのものを変えていくのです。
例えば毎日食べているものを変えていきます。
毎日朝食にパンを食べているのならご飯に変えてみる。
毎日牛乳を飲んでいるのならやめてみる。
毎日コンビニ弁当を食べているのなら自分でおにぎり作ってみる。
などなど。
この「毎日」がポイントです。
少しの負担でも「毎日」続けていると積み重なってアトピー性皮膚炎体質につながっていくのです。
例えば毎日している姿勢を変えていきます。
毎日「ダラっと座っている」のならキチンと座りましょう。
姿勢は体質と切っても切り離せません。
ダラっと座っていると体もダラっとなるのです。
キチンと座れば体もキチンとなります。
体質改善のために行動を変えてみてください。
いつもと違うことをするといつもと違う結果が訪れます。