女子高生の頭痛、スマホ台が有効?
高校二年生で、2年前には起立性低血圧で頭痛があった方なのですが、起立性低血圧は完治してたまに頭痛で来院されている方です。
今回は
「ここ2日頭痛がしていて2日間学校を休んだのでみてほしい」
とのことで診察しました。
この子は骨盤の状態は良かったのですが、背中の上から首の状態はあまりよくありませんでした。
起立性低血圧が元々の頭痛の原因でしたが、今回はあまり関係ないようです。
この頭痛の原因と解決策とは?
なんとか原因をさぐろうかと色々質問しました。
「ゴールデンウィークはどうしてたの?」
「部活は何がメイン?」
「歩いた?」
「家では何してた?」
などなど、、、
その中で
「やっぱりそうだよね〜」
と一緒に来たお母さんと同意した事が
スマホの見方
でした。
お母さん曰く
「ゴールデンウィーク中ほとんど下を見てましたよ」
でした。
全体的にみるとそんなに悪くなかったのですが、首の状態があまり良くなかったです。
それは
ストレートネック
だったからです。
頭痛の原因としてストレートネックは外せません。
首の状態=頭痛と言っても過言ではありません。
よくよく見ると、半年前のカルテにも「スマホ首」と書いてありました笑。
生活習慣は一時的に改善しても継続していかないといつのまにかまた復活するものなのです。
スマホの正しい使い方
その①スマホを目線に上げる。
スマホ首とは下を向いた首の状態を言います。
頭の向きはスマホの位置に左右されます。
スマホを下で使っていれば頭も下を向きます。
という事はスマホ首を治す方法はスマホの位置を目線の高さに上げる事です。
スマホの正しい使い方
その②スマホ台を作る
スマホを目線の高さに上げる事は大切なのですが、実践してみるとわかりますがやっているうちに徐々に下がってきます。
スマホは軽量化してきていますが、自分の腕が重いのです。
女性でも5キロくらいはありますから長時間あげているのは疲れます。
外出先なら頑張るしかありませんが、自宅ならスマホ台を作ってください。
机の上にクッションを重ねるとか、バケツをひっくり返して乗っけるとか。
こんな感じです。
その上に手を乗っけておけば疲れていつのまにか手が下がる事はありません。
スマホ首の良い予防になります。
背骨の矯正を受けてその良好な状態をキープしつつ、下を向かないような工夫をしていけばスマホの使いすぎによる頭痛は早期に改善していきます。