痛いところを揉んでも良いの??
当院の治療では痛いところをほとんど触りません。
先日も股関節の痛いところを触りながら痛い痛いと訴えられたのですが、検査で触りはしましたが治療では一切触らずにお帰り頂きました。
普通は痛いところを揉んだり伸ばしたりして欲しいですよね?
果たして、痛いところを揉んでも良いのでしょうか?
答えは、、、、
揉んで良くなれば良いと思います。
揉んで悪化したら揉んではいけないと思います。
でも、私は痛いところを揉みません。
決してマッサージを否定しているわけではありません。
痛いところと一口で言ってもピンキリだと思います。
慢性的に痛いところから怪我的に痛いところまで。
この見極めがとても難しいのです。
今ある痛みが揉んでも良いのか?揉んではいけないのか?
この判断ができれば揉んでもいいと思います。
要はこの痛みが慢性の痛みか、急性(怪我)の痛みか?判別出来ればいいのです。
慢性と急性(怪我)の見極め方
少しでも動かすと激痛が走る場合は急性です。
怪我した覚えがない方がほとんどですが、いつのまにかどこかで痛めてしまったのだと思います。
あと、昨日よりも今日が倍くらい痛かったら急性です。
その倍くらい痛い状態が一か月続いた場合も急性です。
ギックリ腰が一か月ずっと治らないで毎日激痛という方もいました。
少なくてもこの急性の状態の場合は揉んでもあまり効果は出ないかと思います。
ギックリ腰が一か月ずっと治らなかった方も自己流で腰を揉んだり、スポーツジムでストレッチをしたりサウナに入ったりしていて治りませんでした。
結論を言ってしまうと、慢性の場合は揉んでも良いのですが、急性の場合はあまり良い結果を生まないのでやめたほうが良いです。
しかしながら、前述した慢性と急性の見分け方は微妙で素人には判断しにくいものです。
だから、良くわかっていない方は危険を冒さず揉まないで治してください。
揉まないで治す方法
①良い姿勢でいる
痛みを感じるのは神経です。
痛いところを治すのも神経です。
その神経は背骨の中にあります。
良い姿勢でいる事はそのぶん痛いところの治りを早くします。
揉まないで治す方法
②背骨の矯正を受ける
痛い所を治すのは背骨の中にある神経と述べましたので、初めに背骨の矯正を受けておくと良い姿勢の効果も高くなります。
もちろん背骨の矯正にもリスクはあります。
ギックリ腰の治療で強く矯正されたら悪化する事もあります。
1番は優しい治療なのに高い効果が得られる矯正です。
「優しい治療じゃ効かないのでは?」
と言うイメージを持っている人もいると思いますが治療は「気持ち良い」が最優先です。
脳が「気持ち良い」と感じれば治癒能力も上がるのです。