手首の痛み、それ歩かないのが原因??
在宅ワークになってから手首が痛くなったかたが来院されました。
ご自身も今まで手首が痛くなったことはなく原因がわからないと言ってました。
当院の検査で調べてみると手首と肩に問題ありと出ました。
そして通常の検査でも背骨の状態はあまり良い状態ではなくかなりズレが大きかったです。
一通り治療して手首と肩の状態も改善しました。
一週間後に来院された時、背骨の状態はかなり改善されていましたが手首はあまり改善されていないと言いました。
背骨が改善されているのに問題が残った場合、それは背骨の問題ではないという事です。
治療が終わりベッドから立ってもらう時「あ、これだな!」と思いました。
手をついて立ち上がっている
その事を指摘したところ、在宅ワークになってから手をついて立ち上がる事が多くなった気がすると言っていました。
在宅ワークになってからあまり歩かなくなって下半身の筋力が落ちた為、足だけで立つのが億劫になり手で体を支えていたのが原因の一つと考えられます。
腕の筋肉は体全体から見るとほんのわずかしかありません。
体の7割の筋肉は下半身にあります。
腕で足の代わりにはなりません。
手首の痛みの改善方法
その①下半身を鍛える
筋肉が落ちていると「ヨイショ!」って気合いを入れないと大変ですが、これも筋トレだと思って頑張りましょう。
この方に限らず、手首や肘などの上半身の関節が痛い場合、そこに問題があるわけではなく下半身の使い方に問題がある場合が多くあります。
会社に通勤している時に歩いていた距離を歩きましょう。
繁華街に行けというわけではありません。
でも、使わなくなると筋肉は落ちていきます。
積極的に使いましょう。
手首の痛みの改善方法
その②きちんと座る
在宅ワークになってからの痛みは上記の他、椅子やテーブルが会社と違うために起こり得ます。
特にダイニングテーブルでデスクワークをしている人が、たまに会社に行くと
「やっぱり会社の机と椅子は楽ですね」
と言います。
当然と言えば当然ですが、会社は仕事をするところですから、専用のものを使っています。
余裕のある方は専用の椅子と机を購入してください。
そんな余裕もないし置く場所もない方はパソコン台を買って5センチくらいパソコンを上げてください。
パソコン台を買わないでも、ティッシュを2つ下に入れると5センチくらい上がって楽に仕事が出来るようになります。
環境が整ったら「良い姿勢」を頑張って下さい。