更年期障害強く出る人と軽い人の違いは何?
女性でも男性でも一定の年齢を過ぎると訪れる更年期障害。
ホルモン(主に女性ホルモン)のバランスの変化によって様々な症状が出ます。
不眠、不安症、動悸、めまい、吐き気、、、
このような症状で生活に支障をきたすものを更年期障害と呼びます。
病院ではホルモン剤の投与などが行われます。
でも、ある一定の年齢を過ぎると全員に症状が出るわけではありません。
では、更年期障害が強く出る人と弱くしか出ない人の違いは一体何でしょうか?
私見ですが更年期障害をこう考えます。
そこまでの人生の総決算
今までめまいなどがなかった方でも、そこまでの人生でめまいが出やすい体調を作っていて、更年期障害の時の体調不良により「ドカーン」と症状が急浮上して来たと考えてください。
もちろん、頭痛持ちだった方は更年期障害によりさらに頭痛の頻度が高まることもあります。
冷え性の方は更年期障害により顔が火照るようになります。
これは「冷えのぼせ」と言う症状で別に体温が上がったわけではなく、お腹から下の熱が上半身に上がってしまった状態です。
更年期障害で腱鞘炎になった方もいます。
女性ホルモンが少なくなって腱が硬くなりやすくなるのですが、なる人とならない人の違いはやはりこれまでの使い方によるものです。
手を冷たいままにしてしまっていたり、硬いものを包丁で無理に切っていたり、頻繁に雑巾を力一杯に絞っていたり、、、
出産と並び、更年期障害は人生の一大イベントです。
大事件なのです。
その時に体にかかるストレスはもの凄いのです。
だから今まで無理して使って来たところがさらに悪化して顔を出し始めるのです。
だから、更年期障害の症状が強く出ている方は今までの生活で無理をしていたんだなと考えてください。
無理をしていなくても、今まであまり体を気遣って生活していなかったんだと思って下さい。
更年期障害の症状を改善する方法
その①生活を見直す
のぼせが出ている人は「冷え」が原因である可能性があります。
のぼせは大抵冷えとセットです。
特に足の冷えが進んでいます。
足首を出していませんか?
暖かくなって来ましたが足元は薄手ではないですか?
夜、布団の中で冷えていませんか?
冷え性の方ほど冷えに無頓着です。
自分の足先を触って冷たいかどうか確認してみて下さい。
あと、現代の生活にも冷えのぼせの原因があります。
それは
脚を使わず頭ばかり使う
ことにもあります。
使わないところにエネルギーは集まりません。
良く歩くようにしてみてください。
雑巾を絞る時に指が痛いのは何十年も指の腱に強く負担をかけ続けた結果です。
更年期障害を機に痛くない使い方を学んでください。
例えば絞るのではなく上から体重をかけて水気をとるとか、蛇口に巻いて痛くない方の手で絞るとか。
更年期障害の症状を改善する方法
その②姿勢を正す
頭痛、めまいの方の多くはストレートネットから来ている可能性があります。
食欲がなくなった、消化不良などの方は食べ物の可能性もありますが、背骨から出ている自律神経が弱くなっている可能性があります。
どちらも背骨が正しい状態になれば良くなる可能性があります。
今まで何十年もの間間違った姿勢で生活していたので更年期障害を機に症状が出たのですから、これを契機に姿勢を正しましょう。
更年期障害の症状を改善する方法
その③背骨の矯正を受ける
症状が出たのは最近だとしても、長年かけて悪くしたものです。
複雑な歪みもあるかと思います。
自力で治すのは時間と手間がかかりすぎて途中でリタイアしてしまうかもしれません。
背骨の矯正を受けることは症状を改善する最短のルートと私は考えます。