40肩、50肩の治療は1年もかかる?
昔40肩、今50肩。
「治すのに一年かかった」
「治ったと思ったら反対の肩が痛くなった」
とあまり良い噂を聞かない40肩、50肩。
当院に転院された方も
「病院で1年通ったたけど治らなかったから来た」
という方もいます。
何故こんなに治らないのでしょうか?
ギックリ腰や寝違えレベルの痛みでこんなに治らないのは不思議ではないですか?
ギックリ腰や寝違えはほんの数日、長くても数週間で治るのにですよ。
ネットで調べると
「痛くても固まってしまうからどんどん動かしましょう」
「朝、昼、夜、1日3回リハビリしましょう」
ほとんどのサイトでこのように書かれています。
病院に行っても
「痛くても頑張って下さい」
と行くたびに痛いのを我慢してリハビリをします。
そして一年くらい耐え続けてなんとなく治ります。
40肩.50肩経験者に聞くとほとんど全員の方がこんな経験談を話します。
でも、一年も症状が治るのにかかるのは私の考えでは「異常」です。
40肩、50肩が治るのに必要な事とは?
ほとんどの症状は治るのに何ヶ月もかかりません。
それは、寝たら良くなるを繰り返せば少なくても3ヶ月ほどで改善するからです。
良くならないのは、寝たらあまり治らないか、良くなる以上に悪いことを繰り返しているからです。
40肩、50肩が治るのに必要な事とは?
その①痛いことをしない
ネットや病院とは全く違うことを言っているので「?」と思うかもしれません。
「痛くても動かさないと固まってしまうのでは?」
実はこの考え方が長引いてしまうそもそもの原因なのです。
体の大原則として
痛いことをしない
があります。
例えば指を包丁で誤って切ってしまったとします。
どうしますか?
揉んだり引っ張ったりする人はいますか?
傷口が早く治るように安静にしますよね?
足首を捻挫した事はありますか?
捻挫した時どうしましたか?
ストレッチしましたか?
安静にして湿布などをしませんでしたか?
40肩、50肩も上記と同じなのです。
捻ってしまった覚えはないかもしれませんが
「肩の捻挫」
をしているのです。
目には見えませんが、皮膚の下の筋肉に小さな傷が無数に入っているのです。
その傷口が動かすたびに開いてズキンズキンと痛みを生み出すのです。
痛みを出さないように生活して下さい。
「利き腕だと使わないわけにはいかない」
と良く言われますが、利き腕でない方を積極的に使う習慣を身につけてください。
「上にあるものを取る時が痛い」
とも言われますが、良く使うものは上でなく下の収納に入れてください。
「洗濯物を干す時が痛い」
これも良く言われます。
ラックなりどこか低いところに一旦掛けて、そこで洗濯物を掛けて掛け終わったら痛くない方の手で物干し竿に掛けてください。
手を使う上で1番大切なのが
正面で、近くで使う
事です。
軽い物でも捻りながら、遠くで持とうとすると痛みが出ます。
これを徹底できると治りが最速になります。
40肩、50肩が治るのに必要な事とは?
その②肩の神経の出を100%にする
その①ではこれ以上悪化させない方法を述べました。
ここでは最速で治癒に導く方法を述べていきます。
40肩、50肩に限らず治していくのは自然治癒力です。
その自然治癒力を操るのが神経なのです。
肩の神経は背骨の上の方から出ています。
その肩の神経が50%しか出ていないと自然治癒力も50%になり、治りが悪くなります。
では自然治癒力が50%になるという事はどんな場合でしょうか?
それは
背骨が曲がった状態
という事です。
そしてそれは日頃の姿勢が悪いという事です。
まとめ
40肩、50肩を最短で治していくためにはまず背骨の矯正を受けてください。
そして姿勢を治して痛みを出さないように生活してください。