正体不明の体調不良の原因とは?
ここのところ正体不明の体調不良を訴える方が来院されます。
「何もしてないのに最近調子が悪いんです」
そんな方に聞くとほとんどの方が
在宅勤務
が多いようです。
正体不明の体調不良の原因は在宅勤務にあるようです。
では、何故在宅勤務をしていると体調不良になるのでしょうか?
原因その①
椅子と机が合わない。
在宅勤務を続けている方が会社にたまに行くと
「やっぱり会社の椅子って座りやすいよね」
と言います。
やはりデスクワーク専用の机と椅子ですから仕事もしやすいようです。
家ではデスクワーク用の机がなく、ダイニングテーブルを使っているなんて方もいます。
やはり食事用のテーブルですから高さが合わないのだと思います。
原因その②
立たない
会社だと人と話す、コピーをとりにいく、置いてあるコーヒーを飲みに行く、トイレに行く、昼ごはんを食べに外出する、、、など
ちょくちょく立ったり座ったりを繰り返しています。
しかしながら在宅勤務の場合ほとんど立つことはないようです。
お昼ごはんの時ですら家からでないなんて方もいます。
9時から5時までほとんど立たなかったと言う方もいます。
やはり座りっぱなしは良くないですね。
原因その③
歩かない
通勤しなくなり、圧倒的に歩かない方が増えました。
付け加えてコロナですから積極的に外出を控えている方も多くいます。
昔テレビで都会の人と、地方の人と体力を比べてどちらが高いかというのを見ました。
田舎の人の方が体力ありそうな感じだったのですが、意外にも都会の人の方が体力の数値が高かったのに驚いた事があります。
この結果は
通勤で体力がついた
からなのです。
地方の方は自動車通勤なので歩かないのですね。
だから
通勤をやめると体力が落ちる
のです。
引退したサラリーマンが調子が悪くなるのと同じです。
解決方法その①
椅子と机を買う
高くなくても良いですので購入して下さい。
お勧めはゲーミングチェアなどのような頭まで寄りかかる事ができる椅子です。
「いやいや、そんな余裕はないよ」
という方は既存の椅子でも良いのでしっかりと良い姿勢で座ってください。
良い姿勢で座ると十中八九机が低くなりますからパソコンの下にティッシュの箱などを敷いてパソコンの位置を5センチくらい上げてください。
解決方法その②
1時間に一回立つ
良い姿勢であっても一日中座り続けることは体のために良くありません。
定期的に立って体を動かしましょう。
「そうは言ってもつい、、、」
って方は多いです。
お勧めはキッチンタイマーを使うことです。
1時間に設定して座った時にスタートを押します。
鳴ったら立ち上がり水を飲みに行ったり用がなくてもウロウロして下さい。
解決方法その③
歩く
在宅勤務でもいつもの通勤の時間になったら家を出て歩いてください。
そして終業の時間になったら同じく歩いてください。
通勤の時と同じ距離歩けば体力も落ちません。
歩くことは自律神経の調子を整えます。
暇を見て積極的に歩きましょう。