自律神経失調症って何?
自律神経とは、自律神経が失調した状態、、、
わかりにくいですね。
当院は自律神経失調症専門治療院ですが、ほとんどの人が最初から当院に来るわけではありません。
まず最初に体の不調を病院で調べます。
内科、耳鼻科、循環器科、エコーや血液検査、レントゲン、MRI、心電図、、、
そこでなんでもなかった方は心療内科を紹介されて安定剤を処方されることもあります。
そしてなかなか結果が出ないので当院を訪れるのです。
全部調べたけどなんともないって言われたから、、、
「自律神経だと思った。」
そうです。
自律神経失調症とは病気ではない体のなんらかの不調と捉えても良いかと思います。
そう言うと
正体不明な感じがしますよね。
自律神経とは一体何なのか?
この問いにほとんどの方が答えられません。
自律神経が失調状態なんだから、自律神経の状態を良くしていけば改善するわけです。
逆に言うと自律神経が何なのかがわからないと改善の仕方がわからないと言うことになります。
自律神経とは、、、、
、、、、
、、、、
背骨の事です。
少しわかりにくいですがこの絵は自律神経を表しています。
自律神経は脳の下の延髄というところから出て背骨の中(脊髄)を通って内臓や血管、各神経に散らばっていきます。
だからおおよそ
自律神経を整える
=(イコール)
背骨を整える
という事です。
背骨が歪んでいるからその中を通っている自律神経も歪んでいるから調子が悪くなっているという事です。
では背骨が歪む理由とは?
それは日常生活の中にあります。
その1番の理由とは、、、
姿勢が悪い
ことです。
姿勢に気をつけていれば背骨は歪みません。
では一番姿勢が崩れるときとはどんなときでしょう?
①座っているとき
体調の悪い方は立ち仕事よりも座り仕事の方が多いです。
立ち仕事でなければ、1日の多くを座って過ごしています。
主婦の方も家事はありますがトータルで見るとやはり座っている事が多いです。
1日で一番長い時間である座り姿勢が悪いと背骨の歪みもどんどん大きくなります。
②リビングで寝転んでいる時
寝転んでいるだけで背骨が歪む?
と思う方もいるかと思いますが自律神経失調症で来院される方に多い寝転び方があります。
それは
高枕でTVを見る
です。
もしくは
ソファーで肘掛を枕にする
も同じ感じです。
この姿勢が長いと動悸、息切れ、不安感などが出やすくなります。
心臓の自律神経に負担がかかるためです。
③眠っている時
朝起きた時から症状が出ている方はこれに該当します。
なぜなら本来目が覚めた時が一番調子が良い状態だからです。
朝から「肩が凝った」「不安感がある」などはちゃんとした理由があります。
枕が合わない
からです。
枕が高すぎるか、または首の所が低すぎて首を支えていないか、枕に頭しか載せていないなどです。
その解決方法
①良い姿勢を心がける
背骨が歪んでいたら手っ取り早い方法はきちんとした矯正を受けることです。
でもそもそも背骨を歪ませないように生活すれば良いのです。
特に座り姿勢に気をつけて生活してください。
床座りが多い方はなるべく椅子を多めにして下さい。
②ソファーの肘掛枕などは金輪際やらないで下さい。
寝ながらTVを見たり、スマホを見たりする場合は適切な高さの枕を用意して(座布団などでも可)横を向いて寝て下さい。
この方が疲れないし歪みません。
③適切な枕を作る
朝から辛い方はほぼほぼ枕があっていないのでカスタマイズする必要があります。
高すぎる枕は低いものに買い換えることをお勧めします。
私の経験上、枕は寝た時に
楽だ〜
と思えたらすごくいいと思います。
枕の首のところにタオルをたたんだものを入れたら
さっきより楽だ〜
になればそれが正しい状態です。
タオルも一枚より二枚の方が楽ならそれが正しい状態です。
色々試した楽だ〜を追求してみて下さい。