パーキンソン病について
当院にはパーキンソン病の方も来院されます。
難病指定されている病気です。
ですのでその病気そのものを治せるわけではありません。
それは初診の時に説明しました。
では何故その方が通っているのかと言うと
「元気になるから」
なのです。
初診の時に
「パーキンソン病はどうなるかわかりません。でも今より元気にはなります。それでも良いですか?」
と話しています。
「それでも良い」
と納得してくれましたので通って頂いています。
実際、手の震えは初めてきた時よりは改善しましたがご本人曰く「あまり変わらない」とのことです。
でも1番は「元気になった」ことです。
顔が暗かったのが会話をすると笑顔がよく出るようになったり、当初家から出るのが億劫だったのが毎日散歩するようになったり、話していても前向きな感じがしてきました。
「進行するのが一番怖い」
と言っていますが
「最初に来た時よりもだいぶ良い」
とも言っています。
元気になった実感はあるようです。
どうしても症状があるとそこに目が行きがちですが、体調が良くなって元気になることが一番大事ではないかと私は考えます。