逆流性食道炎は治るの?
逆流性食道炎って治るの?
病院では炎症を抑える薬が出るだけだけで、三年前から服用しているけど全く良くならない。
一進一退、いや0進一退。
年々少しづつ悪くなっていっている。
どうやったら良くなるんでしょうか?
逆流性食道炎とは?
逆流性食道炎とは、強い酸性の胃液や胃で消化される途中の食べ物が、食道に逆流して、食道が炎症を起こし、胸焼けや胸の痛みなどさまざまなな症状が生じる病気です。
逆流性食道炎は、もともと日本人には少ない病院と言われていましたが、食生活の変化などによって、最近訴えられる患者さんが増えています。
逆流性食道炎の原因
正常な状態では、胃液で食道が傷つかないように、食道と胃の境目にある下部食道括約筋が、逆流しないようにしています。
逆流性食道炎は、加齢、食事の内容、肥満、姿勢などによって、食道を逆流から守る仕組みが弱まるか、胃酸が増えすぎることによって胃液が逆流するために起こります。
また最近では、一時的な逆流にに伴う粘膜の炎症やストレスなどによって、食道の過敏性を異常に高めてしまうこと(知覚過敏)が、逆流性食道炎の症状発生に大きな役割を果たしているとの報告もあります。
厚木胃腸科病院
http://www.atsugi-ichouka-dc.com
上記のように元々は日本人には少なく、高齢の方に見られていた病気だったのですが、最近は中学生の子が逆流性食道炎と診断されて来院されることも度々あります。
なぜ、日本人にも増えてきたのか?
なぜ、若い人に逆流性食道炎の方が多くなってきているのか?
それには理由が4つあります。
理由①食の欧米化
具体的に言うと、肉や油物の多い食生活になっていることがあげられます。
あと、小麦系の摂取も理由として挙げられます。
食品添加物の過剰摂取も胃や腸にとても負担がかかります。
これらの食事は胃に負担がかかり逆流性食道炎の原因になりやすいのです。
特に食後の吐き気を誘引する場合があります。
理由②姿勢の悪さ
猫背で背中を丸めているとお腹を圧迫します。
言い換えると内臓の部屋であるお腹を狭くすることになります。
すると下の内臓は下腹部に移動(下っ腹ポッコリ)して上の内臓はもっと上に押し出されて移動します。
胃と食道のつなぎ目は横隔膜のところでつながっているのですが、ちょうどこの横隔膜のあたりで上に押し出されます。
すると逆流性食道炎の症状が出てくるのです。
理由その③噛まない
現代人の食生活は柔らかいもの中心です。
だからあまり噛まない方が増えています。
とくに若い方はパン食や麺類など軟らかいもの中心に育ってきましたので、よく噛むという習慣を持っていない方が多いです。
パン屋麺類はもちろん、スナック菓子や甘いものなどもほとんど噛まなくても食べる事が出来ます。
噛むという事は、食べ物という異物を体の中に取り込むという事です。
噛まないで飲み込むことは胃や腸にとってかなりな負担になります。
理由④ストレス
中学生の方では特に新学期や転校を機に発症する方がいます。
小学生の頃とは違って先輩や後輩、部活動や受験など、徐々にストレスを感じる機会が増える時期です。
大人でも転勤や部署替えなど環境の変化がきっかけの方もいます。
その他の対人関係なども悪化要因です。
逆流性食道炎その対策とは?
①まずは食事を変えていきましょう。
コンビニ弁当や外食はなるべく避けましょう。
おうちでもなるべく油物は避けてください。
間食も減らしていきましょう。
コーヒーは胃には刺激が強いのでなるべく飲まないようにしましょう。
冷たいものも胃に負担が強いのでなるべく温かいものを飲んでください。
夏でも冬でも変わらずに温かいものを飲んでください。
最近のコンビニでは夏でも温かい飲み物コーナーがあって助かりますが、ない場合は常温の飲み物にしてください。
②姿勢を良くする。
胃や腸、食道の神経は背骨から出ています。
あと、前述したように背中が丸いとお腹の圧迫が出て内臓が動かなくなります。
姿勢が悪いだけで、内臓の状態はどんどん悪くなります。
姿勢を良くしましょう。
それだけでもすごく効果が出ます。
逆流性食道炎の方を含め、内臓の調子が悪い方のほぼ全員が背中が丸まっています。
お腹の状態は背骨で決まるといっても過言ではありません。
前述した食べ物飲み物を気をつけるのはもちろんなんですが、気をつけているけどあまり効果を感じていない方は背骨が曲がっているからです。
全ての処置の根本は背骨がまっすぐになっていないとその効果は半減します。
場合によっては半減どころか、効果が出ない場合もあります。
姿勢を良くして、背骨をまっすぐにしましょう。
自律神経のバランスが整って逆流性食道炎の症状もどんどん改善していきます。
良い姿勢とは胸を張るのが良いのでしょうか?
当院で患者さんにお伝えしている良い姿勢をお伝えします。
まずおへそを挟んで写真のように手を置きます。
他の状態を見てみます。
このように上の手としたの手が重なって上下同じ位置にあるのが良い姿勢です。
下の写真のようにしたの手が上の手よりも前に出ているのは悪い姿勢です。
ほとんどの方がこの状態です。
座っても同様にしてください。
最初は疲れるけど、慣れてくるとこの姿勢の方が楽になってきます。
肩こりや腰痛もこれで治ります。
本当ですよ!
③良く噛む。
柔らかいものばかり食べているといつのまにか噛んでいるつもりになってしまいますが、逆流性食道炎や胃腸が悪い方の多くは良く噛んでいません。
柔らかい物だと良く噛まないでも飲み込めるからです。
食べるという行為は異物を体内に取り込むことです。
良く噛まないで飲み込むと自分の細胞の一部である唾液とあまり混ざり合わず、食べ物を異物のまま処理しなければいけなくなり、胃が頑張らなければいけなくなります。
それを毎日、何日も、何ヶ月も、何年も続けていると胃がほとほと疲れきってしまいます。
逆流性食道炎の原因として前述しましたが胃だけではなく下部食道括約筋もこのようにして疲れ切っていきます、
そうすると胃酸の逆流を止められなくなってしまうのです。
一回20回は噛みましょう。
もっと多くても良いですが、最低20回は噛みましょう。
噛むとき回数を数えてみてください。
4、5回で飲んでいると思います。
もっと噛もうと思ってもそのくらいで飲み込んでしまいます。
それは長年の癖なんです。
今日から回数を数えながら食べてください。
そしていつも意識してください。
噛めば噛むほど改善していきます。
逆流性食道炎の整体
当院では背骨を中心に治療をしていきます。
食道や胃をはじめとして内臓の自律神経の多くは背骨から出ています。
胸椎1番、2番心臓
胸椎3番呼吸器
胸椎4番胆嚢
胸椎5番胃
胸椎6番膵臓
胸椎7番脾臓
胸椎8番肝臓
胸椎9番副腎
胸椎10番小腸
胸椎11番、12番腎臓
腰椎1番盲腸
腰椎2番回盲
腰椎3番卵巣、精巣
腰椎4番大腸
腰椎5番子宮、前立腺
となっています。
背骨を調整すると内臓初器官の調整になります。
あと、胃は頭からも直接神経がでています。
頭蓋骨の調整も有効です。
背骨の調整をするとほとんどの方のお腹が緩みますが、さらに頭蓋骨の調整を行うとさらに緩みやすくなります。
あとは調整後の良好な背骨の状態を前述した良い姿勢をすることによってキープしてください。
上記のことをしっかりやって、体調が良くなってくると、自然とストレスに強い体になります。
今まで苦手でストレスを受けていたことも、いつのまにか受け流すことができるようになります。
ぜひ少しづつ実践してみてください。
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自律神経専門整体
にしふなリセット整骨院
柔道整復師 宮島信広
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