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自律神経失調症

起立性調節障害改善!

お子さんがこんな状態ではないですか?

☑朝なかなか起きられない。

☑午前中体調が悪い。

☑起きても午前中ずっと頭が痛い。

☑急に立つと立ちくらみがする。

☑この前まで元気だったのに…

 

その症状、もしかしたら起立性調節障害(起立性低血圧)かもしれません。

「怠けているんじゃ…」

と疑わないできちんと見てみてください。

 

目次

起立性調節障害とは?

その症状とは?

その原因は?

薬で治るのか?

その改善方法とは?

 

起立性調節障害とは?

 

立ちくらみ、失神、朝起きられない、倦怠感、動悸、頭痛などの症状を伴い、思春期に好発する自律神経機能不全の一つです。

過去には思春期の一時的な生理変化であまり身体的、社会的に予後は良いとされていましたが、近年の研究によって重症ODでは自律神経による循環調節(とくに上半身、脳への血流低下)が障害され日常生活が著しく損なわれ、長期に及ぶ不登校状態や引きこもりを起こし、学校生活やその後の社会復帰に大きな支障となることが明らかになりました。

発症の早期から、重症度に応じた適切な治療と家庭生活や学校生活における環境調整を行い、適正な対応を行うことが不可欠です。

日本小児心身医学会

http://www.jisinsin.jp/detail/01-tanaka.htm

 

とくに小中学生の女子に多い傾向が見られるようです。

ただ、もちろん男子にも見られるし、高校生、大学生にも見られます。

近年広範囲な分布をみせているようです。

 

その症状とは?

立ちくらみ、朝起きられない、午前中の頭痛など主に朝から午前中の症状が見られます。

朝食は気持ちが悪くて食べられませんが、お昼や晩御飯は普通に食べられます。

起き上がって座っていると症状が悪化し、横になると楽になるのが特徴です。

 

午前中辛くて学校に行けなくても午後になると元気になって、ゲームなどがやれることが多いので怠けているように見えてしまうかもしれません。

そして夜になると目が冴えて眠れなくなり、ひどい場合は昼夜逆転の生活になります。

 

その原因とは?

 

1・自律神経のバランスの乱れ。

2・思春期という時期的なもの。

3・家庭環境、学校環境。

4・歩行不足。

 

1・自律神経のバランスの乱れ

そもそも自律神経とは何でしょうか?

 

自律神経とは、交感神経と副交感神経の2つからなります。

交感神経とは学校でハツラツと勉強や部活をしている時に活発になる神経です。

副交感神経とは家で夜に寝ているときに活発になる神経です。

シーソーのようなものですね。

自律神経のバランスが乱れている状態とはこの2つの自律神経のバランスが乱れている状態のとこを言います。

 

起立性調節障害はとくに朝に調子が悪くなります。

夜のお休み神経である副交感神経が朝の起床時に優位になったままで交感神経に切り替わらないのでなかなか起き上がれない状態です。

 

本来交感神経が活発になって血圧を上げるところを、なかなか上げることが出来ないので起き上がると頭に血流が行かずに立ちくらみや頭痛などが出るのです。

 

2・思春期という時期的なもの。

なぜこの時期にこのようなことが起こるのかと言うと、幼少期は副交感神経が優位な状態で過ごします。

大人になるとその状態は変わって昼は交感神経、夜は副交感神経というバランスに変わってきます。

思春期はその移り変わりの時期なのです。

言い換えれば自律神経がそもそもバランスが乱れやすい時期なのです。

 

3・学校環境、家庭環境。

そんな時期に新しく学校生活が始まったり、急にキツイ運動を始めたりするなど頑張りすぎると発症するのです。

 

ついこの前までサッカーを頑張っていたのに何で今はこんなに元気がないの…

とショックを受けている親御さんもいますが、思春期の激しいスポーツは体にとても負担なことを知っておくべきですね。

 

また、最近は周りの友達が持っているからとスマートフォンを小学生の頃から与えている家庭も珍しくありません。

当院に来院する起立性調節障害の中学生もスマホ、タブレット、ゲーム機の3つを持っていて、その1日の使用時間は合わせて5時間近くになっていました。

 

電子機器は脳を興奮させて交感神経を緊張状態にさせます。

特にスマートフォンの電磁波は見えない、感じないけど脳に影響が出るほど強いものが出ています。

すると夜の睡眠の質が低下して熟睡できなくなります。

すると次の日の朝の体調に影響が出ます。

 

1日2日で悪くなるわけではありません。

何日も何ヶ月も続けていると段々とたまってくるのです。

 

4・歩行不足。

思春期の心と体のバランスに必要不可欠なのが歩行です。

 

歩くことで体のバランスを整え、自律神経の状態を整えているのです。

 

しかし、小学校低学年のうちは良く歩いていた子も高学年、中学生になると歩くと量が減ってきます。

移動は自転車になり、家でゲームをする時間が増えて外出する機会が減ってきます。

学校ではどうかと言うと、前述したように部活で激しい運動はするものの歩行の機会も極端に減ります。

 

人間はそもそも歩くことによってその機能を向上させてきた生き物です。

歩かなくなると色々な機能が低下したりバランスが悪くなったりして調子が悪くなります。

 

これはもっと歳をとって歩かなくなっているお年寄りがどんどん機能低下していっているのを見てもわかると思います。

 

その一番わかりやすい例が入院などで2週間ほど歩かなくなった状態です。

どうなりますか?

食欲もなく、息切れもして、覇気もなくなります。

体調が悪くなります。

それも歩行をしなくなったからです。

寝たきりなら言わずもがなですよね。

 

薬で治るのか?

 

起立性調節障害は病院に行って薬をもらって治るのでしょうか?

これは前記の日本小児心身医学会でも

「薬物療法・非薬物療法を行った上で処方する(ミドドリン塩酸塩など)。薬物療法だけでは効果は少ない。」

と言っています。

 

場合によっては診断ミスなんでしょうが、抗うつ剤や安定剤が処方されている場合も少ないですがみうけられます。

 

もちろん鬱ではないし仮に鬱だとしても薬が効果的とは思えないですよね。

 

あくまで非薬物療法の補助的な使い方というわけです。

 

その改善方法とは?

 

では、どうしたら起立性調節障害は改善していくのでしょうか?

それには原因を一つ一つクリアにしていくのが一番確実だと思います。

 

自律神経のバランスを整える。

 

過度な運動、学校生活のストレス、ゲーム、スマホのしすぎ、冷たいものの摂りすぎなどなど、、、

 

交感神経を緊張させる生活を送ったため自律神経はそのバランスを大きく崩してしまっているのです。

 

大元の生活状態を改善しないで今出ている症状だけを改善するのは正直に言ってしまうと絶対に無理です。

その大元の生活状態を改善する必要があります。

 

では、これからどうすれば良いのでしょうか?

 

◯スマホやゲームなど電子機器類の使用を1日2時間以内に抑える。

 

前述したようにスマホなどから出ている電磁波は見えないし感じないけど結構強力です。

 

アメリカのある州では18歳未満は州の法律で待つことを禁止しているほどです。

それほど若者の脳に影響を与えるという事です。

 

昼夜逆転の状態になると夜中にやることが無いのでついスマホを一晩中眺めている子がいますがものすごく逆効果なので今すぐやめさせてください。

どんどん泥沼にはまって行く感じだと思ってください。

なかなか抜け出られなくなります。

 

◯思春期という時期的なものを考慮してください。

 

「じゃあ仕方がないか…」

と思えと言っているのではありません。

ある程度は仕方ないと思います。

時期が来ないと治りにくいものもあります。

 

でも、必要以上に

「辛そうだから」

と思わないでください。

 

当院に来る親川さんの中には

「辛そうだから」

とほぼ何もせずにいる方がいます。

 

もちろん辛い時はわざわざ尻をひっぱたいたりする必要はありません。

怠けているわけではないのですから。

 

でもキチンとできるときはキチンとさせましょう。

常に

「辛そうだから」

と同調してはいけません。

 

「可愛そう」

と同情するのは親だから当たり前ですが

「辛そうだから」

と同調して甘やかすのは違います。

 

起立性調節障害だからといって一日中、365日辛いわけではありません。

 

鬼になれと言っているわけではありません。

冷静に対処して欲しいのです。

 

「今日は調子良さそうだな」

と思ったら家の仕事を手伝ってもらったって良いんです。

夕方でも学校に行ってもらったって良いんです。

 

起立性調節障害は辛いけど、安静にしておく必要はないんです。

調子のいい時はどんどん積極的に動くようにしてください。

その方が自律神経は整います。

治るのが早いんです。

 

思春期という自律神経のバランスが崩れやすくなる時期だから無理をしてはいけません。

でも、際限なく許すのも悪化要因の一つと覚えておいてください。

 

◯歩行をする。

 

前述しましたが、思春期でも歩行をしているのとしていないのとでは雲泥の差があります。

 

歩行をしている子は元気です。

していないこは運動していなければ少し覇気がないです。

運動している子は疲れています。

 

人は歩くように出来ています。

元気なお年寄りはほぼ例外なく歩いています。

なぜならそれが人らしさだからです。

 

お母さん、お父さんも一緒なら歩きましょう。

 

私は子供の頃陸上長距離部でした。

中学生の頃1日20キロほど走ってました。

凄く疲れていましたが、休みの日になると往復10キロ以上歩いて色々なところに行ってました。

 

それは今考えると両親が暇があれば歩いて色々なところに行っていたからだと思います。

80歳を過ぎた今でもどこにでも歩いて移動しています。

 

先日腰のヘルニアで2週間ほど入院しました。

80歳の人が2週間も入院したら大体どうなるかはわかりますよね?

そのまま寝たきりです。

 

ところが腰は痛いものの実に元気!

大体ヘルニアというものは若い人にしかならないものなんです。

 

話を元に戻しますが、子供はいつのまにか両親の影響を受けます。

言い換えると両親の生活習慣を真似します。

 

お子さんに元気になってもらいたかったら、まずはご自分が元気でハツラツとするべきです。

 

毎日歩いてますか?

「買い物で」

「仕事で」

は歩行に入りません。

 

連続で40分以上歩いてください。

そうすることで驚くほど体が正常に戻っていきます。

 

自分が元気になったらお子さんにも自信を持って言えます。

「今日は少し元気なんだか一緒に歩こうよ!」

って。

 

その際は良い姿勢で歩いてください。

良い姿勢の取り方は下記ブログを参照にしてください。

良い姿勢とは?

 

病院や我々はお手伝い、言わばサポート役なんです。

一番重要なのはお母さん、お父さんの立ち位置なんです。

優しくも厳しい目線で見守ってあげてください。

 

最後までブログを読んで頂きまして本当にありがとうございます。

 

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この記事を書いた人


にしふなリセット整骨院
院長 宮島信広
柔道整復師(国家資格)

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