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自律神経失調症

イライラをコントロールする方法

「最近イライラしやすくて、このままだと仕事にも家族にも迷惑がかかってしまいそうで、、、」

 

とおっしゃる方がここのとこら多く来院されています。

イライラは果たしてコントロール出来るのでしょうか?

心の持ちよう?

そもそもの性格?

カルシウム不足?

 

このブログでは、イライラの正体、その対処法などについて書いていきたいと思います。

 

目次

1・なぜイライラするのでしょう?その原因とは?

1-1・睡眠不足

1-2・コーヒーや甘いものの摂りすぎ?

1-3・慢性疲労

1-4・職場環境、家庭環境

 

2・3つのイライラを抑える方法

2-1・睡眠の質を上げる

2-2・飲み物、食べ物を良いものにする

2-3・体を使う

2-4・ワークをする

 

3・注意すべき事

 

1・何故イライラするのでしょう?その原因とは?

「昔から」
と言うならそれは性格なのかもしれません。

 

でも私が言われるのが

「ここ最近」

とか

「子供ができてから」

とかが多いです。

 

明らかな理由がある方もいます。

 

しかし

「なんかイライラする」

とか

「自分でもわかってるんだけど」

という方は

後天的に何か理由があるんだとおもいます。

 

それは一体何でしょうか?

 

1-1・睡眠不足

イライラしている方の多くは睡眠不足のようです。

私の臨床経験の話なので、医学的に立証されていないかもしれませんが、ほとんどの方は睡眠に問題があると思います。

 

睡眠不足=睡眠時間の不足、睡眠の質の低下

ということです。

要は睡眠に問題があると言うことです。

 

睡眠に問題があるというのはどう言うことでしょうか?

 

・単なる睡眠不足

・寝ているけど質が悪い

・不眠症

・多眠症

などなど。

 

では、何故睡眠不足がイライラにつながるのでしょうか?

 

睡眠は人間の根本に影響する問題です。

全ての人間は、寝ている時にその全ての機能が回復するのです。

睡眠がうまくとれないと体も心も回復しないのです。

 

これは大げさではなく、当院に来院している方の多くは良い睡眠がとれていなく、睡眠が改善するにつれて、症状が改善していることを考えると合点がいくと考えています。

 

1-2・コーヒーや甘いものの摂りすぎ?

イライラしている方の中には

「コーヒーを毎日飲んでます」

とか

「ストレス解消に甘いもの食べてます」

という方もいます。

実はこれには問題があります。

キーワードは「中毒」です。

 

コーヒー、言い換えるとカフェイン、甘いもの、言い換えると糖質には中毒性があります。

 

1日に何杯もコーヒーを飲んでいませんか?

疲れたと言ってすぐに甘いものを摂っていませんか?

 

「私コーヒーなしでは仕事ができないんです」

「甘いもの食べると頭がシッカリとするんです」

という方もいらっしゃいます。

 

でも、摂らなくなるとどうですか?

摂らない時間が長くなると落ち着かなくなりませんか?

だんだんとイライラしてくると思います。

これが中毒の症状です。

 

では、そのままずっと摂り続けたらどうなるでしょう?

カフェインも糖分もシャッキリ元気になるのは一時的なものです。

 

分かりやすい例を1つあげます。

栄養ドリンクってその成分は色々ですが、すぐに効果の出る成分としてカフェインと糖分がたくさん入っています。

大量のカフェインと糖分を摂ると体の中で色々な反応が出ます。

その結果、元気になるホルモンが出てきてそれで元気になるんです。

 

でも、その反応も長くは続きません。

そうするとまたカフェインや糖分が欲しくなるんです。

 

でも、この元気になるホルモンは何回も出していると枯渇して無くなってしまうんです。

要は、元気の前借りをしているようなものです。

 

するとどうなるか?

いつも何となくだるくて元気がない状態が続くようになります。

 

これも実はイライラの原因になります。

 

1-3・慢性疲労

先ほども書きましたが、いつも疲れている状態だとイライラしやすくなります。

体と心は密接に繋がっています。

 

「心身一如」

という言葉があります。

東洋思想では、心と体は1つで切り離すことはできないとしています。

 

今では西洋医学が主流の日本ではあまり受け入れられない思想かもしれません。

 

病院に行けば内科や整形外科、外科、循環器科、呼吸器科、心療内科、精神科、、、

 

様々に細分化されていますね。

それぞれネットワークはあるんだと思います。

 

でも、精神状態が悪い人に出る薬といえば安定剤、デパスなどです。

実際当院に来られる方で心療内科の先生に相談したら安定剤やデパスが出されたという方がほとんどです。

おそらく体の状態を診て他の科に紹介する先生はいないのではないでしょうか?

それは病院とはそういうものだからです。

 

でも、どんな方でも経験があるかと思いますが、疲れている時に話している相手に

「え?なに?」

って言われてイラッとしたりしませんか?

 

普段疲れたり体調が悪くないときなら、もう一度話すだけですけど、疲れているときはカチンとくる。

イライラしている方は単に疲れているだけかもしれませんよ。

 

1-4・職場環境・家庭環境

前述した内容は内的要因、いわゆる自分でコントロールでいることでした。

職場環境や家庭環境は外的要因、要は自分ではコントロールできないとされている要素です。

 

「職場の上司が・・・」

「夫が・・・」

「子供が・・・」

 

というのがそれです。

 

職場環境を変えられるなら変えてみるのも良いと思います。

でもほとんどの方は変えられない(と思っている)ですね。

家庭環境だってそうそう変えられるものではないですよね。

 

「転職を考えている」

とおっしゃっている方が転職しなくても「転職しよう」と決めただけでイライラが少なくなったと言っていました。

 

「ここでずっと」

「変える事が出来ない」

と思うのではなく

「そういう道もあるんだな」

と思う事で気持ちが楽になってイライラしなくなります。

 

でもお子さんとか両親とか、どうしても無理な場合もありますよね。

そういう時は「ワーク」をしてみてください。

 

「ワーク」のやり方は後述します。

 

2・3つのイライラをなくす方法

イライラした時の対処法ではありません。

イライラしなくする方法です。

 

イライラした時の対処法は、私はまだ確立していません。

深呼吸をするとか無理やり口角を上げるなどは、私もやってみましたがなかなかイライラをコントロールすることはできませんでした。

 

それよりも常日頃からイライラしない体や心作りをする方が確実だと思います。

それでは、イライラをなくす方法を述べていきます。

 

2-1・睡眠の質を上げる

前述したように、睡眠不足が体調を悪化させてイライラしやすい状態を作るという事は、睡眠の質を上げていけば精神状態も改善が見込めるという事です。

 

睡眠の質を上げるためには・・・

①頭寒足熱を徹底する。

昔から言われていることですが、脚を温めて、頭は冷やすことです。

 

頭は冷やさないでも脚は必ず温めてください。

足が冷えている状態は、熱気が頭に昇ってしまします。

するとなかなか寝付けなかったり、良い睡眠が得られにくくなります。

冬場は靴下を履いて布団に入りましょう。

起きている間も冷えには充分に気を付けてください。

特にお風呂から出て薄着で部屋でゆったりしていると、布団に入るころには体が冷たくなってしまいますので注意してください。

 

②そして2時間前から眠る準備をしましょう。

急にバタンキューって子供じゃないからできませんよね。

前もって準備したほうが良い睡眠に入りやすいです。

2時間前に少し明かりを暗くしたり、スマホ早めて読書にするなどしてみてください。

 

2-2・食べ物、飲み物を良いものにする

 

オーガニックにしろというわけではありません。

前述したように、コーヒーや甘いものを常食していると、イライラしやすくなります。

 

また、添加物の多い食品も内臓に負担がかかります。

添加物とは主に石油から作られているものです。

石油飲みますか?

そういった体に負担がかかるものを体内で無毒化するのが肝臓です。

東洋医学では肝臓はイライラと関係しています。

肝臓が悪くなってくるとイライラしやすくなるのです。

飲み物、食べ物を変えてみましょう。

コーヒーや甘いものをゼロにする必要はありません。

それだとかえってストレスになってしまいます。

 

コーヒーなら1日3,4杯に抑えてください。

甘いものも仕事中に四六時中デスクの上に置かないようにしましょう。

目に見える所に置いてあるとつい手が伸びてしまいます。

女性だと常にカバンの中に入れている方が多いですがそれもやめましょう。

家でも見える所にはなるべく置かないで、容器の中に入れておくとかしてください。

 

コンビニの弁当などは添加物がとても多いです。

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体の健康を考えると常食しない方が良いです。

その方が肝臓に負担がかかりません。

 

近くで手作り弁当が売っていたらそれにしてください。

何も売っていないという方は家でおにぎりを作って持っていくとか、比較的添加物が入っていないお店の弁当にするなどしてください。

 

2-3・体を使う

体を使うと気持ちが落ち着きやすくなります。

 

①筋トレをする

 

筋肉は内臓とつながっています。

内臓は精神とつながっています。

筋トレと言っても道具は必要ありません。

 

菱形筋の筋トレです。

 

胸を開くだけです。

肩甲骨を寄せる筋肉です。

意識は肩甲骨を寄せる意識でやってみてください。

この菱形筋という筋肉は肝臓とつながっています。

肝臓はイライラとつながっています。

この筋肉を使うことでイライラの解消が期待できます。

 

ちなみに肩こりの方はこの筋肉があまり使えていなくて肩甲骨が開いてしまう傾向があります。

肩こり解消にも効果的な筋トレです。

 

1日20回を5セット位を目安にやってみてください。

 

②ウォーキングをする

できれば30分以上連続で歩くと良いです。

歩幅もある程度大きくとってください。

 

よく買い物で歩いていると言う方がいますが、買い物の歩き方ではウォーキングにはなりません。

 

人間は歩くようにできているんです。

歩くことで人間らしさを取り戻すことができます。

 

やってみたらわかりますが、気持ちが落ち着きます。

歩くことで活発になり、元気が出てきます。

どこか痛いところがある方は無理をせず痛みがでて、うまく歩けなくなる前にやめてください。

 

2-4・ワークをする

 

イライラした時でも落ち着いた時でも良いです。

何にイライラしたのか?

の理由をあるだけ書いてみてください。

・上司に怒られた

・言い方が気に入らなかった

・えこひいきばかりしている

・なんで私ばっかり

・あの人全然仕事しない

などなど

 

文字に起こすと少し落ち着きます。

出来ればこの次まで進んでください。

 

えこひいきされてイラつくのはなんでだろう?

・えこひいきされたい

・もっと大事にされたい

・もっと認められたい

などなど。

 

自分が認められるためには何をしたらいいか?

・もっと仕事を頑張る

・仕事が終わったら必ず報告する

・相手をもっと認める

・常日頃のコミュニケーションをもっととる

などなど。

 

イライラする感情は何かしらの欲求の表れです。

その欲求を満たせるように行動するとイライラしなくなるし、成長もできます。

 

3・注意すべき事

 

最後にイライラした時に注意しなえればいいけない点をあげます。

 

暴飲暴食です。

イライラした時に暴飲暴食をする方がいます。

何故するのかというと、イラついたストレスを食べること、飲むことで解消しているのです。

飲み食いする時は基本的にリラックス神経の副交感神経が優位になります。

ストレスを受けている時は緊張神経の交感神経です。

この交感神経を強制的に副交感神経に切り替えているんですね。

 

でもそんなことをしょっちゅうしていると、肉体的なダメージが蓄積されて、さらにイライラしやすくなります。

 

このブログ内でお伝えした内容でうまくストレスを軽減してみてください。

この記事を書いた人


にしふなリセット整骨院
院長 宮島信広
柔道整復師(国家資格)

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