足先の冷え(冷え性)
足先の冷え(冷え性)って、実は気づいていない方が多いんですよ。
足触って「冷たいですね〜」って言ったら、「足が冷たいって思った事ないです」って言われる事多いです。
皆さんの中にも、冷えているのに無自覚の方がいらっしゃると思いますよ。試しに自分の足先を触ってみてください。
足先の冷えは体の冷えです。いつの間にかしらないうちに、体が疲れてしまい冷えてきているのです。
うつの方や、不眠、めまい、偏頭痛、全身疲労などで来院される方は、ほぼ全員足先が冷えています。
治療を重ねて足先の温度が高くなってくる頃には、「よく眠れるようになりました」「頭痛がなくなりました」「朝起きる時の腰痛がなくなりました。」とおっしゃいます。
上がりすぎた気が下半身に下がってくると、頭痛、めまい、不眠などの症状はだいぶ改善されます。
足の冷えの改善はとても重要なのです。
どうして足先は冷えているのか?
原因①
体の調子、主に内臓の調子がわるいからです。
体で大事なのが体幹です。体幹が充実していないと、手足にエネルギーを渡せません。
体幹とは胴体の事ですが(太ももまで入れる解釈もあります)、臨床上背中側よりも、お腹側の方が体温に関係性があります。
特に腎臓、肝臓です。
腎臓は冷たい飲み物、疲れで悪くなります。
肝臓は薬や、添加物の多い食事で悪くなります。
日頃から温かい飲み物を心がけて、食品ラベルに気をつけて、添加物の少ない食べ物を心掛けて下さい。
原因②
足先への意識が足りない。
体の中で一番遠いところにある足先は、一番意識が足りないところです。
顔が冷たかったり、ヒリヒリしてたらすぐに意識できますが、足先が冷えてても、すぐに意識できません。
冷えを感じる神経センサーが足には少なかったり、脳から一番遠いところにあるからです。
だから、自覚できる頃にはだいぶ冷えが進行してしまっているのです。
だから、日頃からよく足先を触って、足が冷えているかどうかを自覚して意識しておく必要があるのです。
足先の冷えのある方のほとんどは、頭に気が上りすぎて、下半身が空っぽな方です。
足先を意識するだけでも、気が下がり上半身の症状が軽減します。
まずは、足先を触って自分の足先の冷えを確認してみて下さい。
意識したところに気は流れます。
足先(気端というツボ)を触りながら合谷押し。
「合谷というツボ」のブログでお伝えしました押し方です。
やり方は簡単。足先を触りながら、合谷を押すだけ。