中学生の朝食後の腹痛
起立性低血圧の中学生が来院しました。
食後の腹痛が主な症状との事です。
「朝食を食べた後にお腹が痛くなります」
私が
「その痛みはいつまで続きますか?」
と質問したところ
「お昼くらいまでです」
との事でした。
晩御飯を食べた後は腹痛はないそうです。
続けて質問をしました。
「朝食後に腹痛が出た時、横になると痛みは治りますか?」
「いいえ。寝ていても起きていても腹痛は治りません」
との事でした。
通常、起立性低血圧は体を起こした時に頭痛や腹痛などの症状がでますが、その場で横になるとすぐにその症状は治ります。
起立性低血圧は思春期特有の自律神経失調症で寝ている時と起きた時の血圧の調節がうまくいかないために症状が出ている為、すぐに横になれば症状は治るのです。
ひとまず背骨の矯正をしました。
矯正後、お腹の張りを確認したところだいぶ張りが強く残っていました。
「朝食は何を食べていますか?」
「毎日パンを食べています」
との事でした。
わたしは
「パンをご飯に変えてみて下さい」
とお伝えしてその日はお帰りいただきました。
一週間後
「朝のお腹の痛みがなくなりました」
と元気に来院されました。
この「朝食後の腹痛」の原因は一体何なのでしょうか?
それは
起立性低血圧による血流の悪化➕アレルゲンの摂取
です。
パンは小麦から作られています。
そして私たち日本人にとって小麦の歴史はまだまだ浅く、体に合わない人も多くいます。
体に合わないと言うのはどう言うことかと言うと、消化、吸収に多くの労力がかかってしまうと言うことです。
そして起立性低血圧は朝の血圧の調節が上手く行えず、脳や内臓の血流が低下します。
そんな中、アレルゲンである小麦を摂取するとさらに消化、吸収に労力が必要になるので腹痛が出るのです。
その証拠にお昼や夜に小麦類を摂取しても腹痛は出ないとの事でした。
そのお子さんには朝はなるべくご飯にして、パンやパスタを食べたかったらお昼以降にして下さいとお伝えしました。
初診から三週間ほど経ちましたが、経過は良好です。
背骨の矯正後の良好な状態をキープできる姿勢の取り方はこちら。
良い姿勢のとり方
- 腰に手の甲を当てます。
- その手の甲のすぐ上の背骨の両脇の筋肉に「グッ」と力を入れて、その背骨を反らして下さい(あなたのこの背骨は恐らく出っ張っていると思いますが、この背骨は本来、反っているものなのです)。
これだけです。
「胸は張らないで良いの?」
はい、胸は張らないで下さい。
胸を張ると逆に悪化する恐れがあります。
座り姿勢を補助する骨盤矯正チェアーがあると比較的楽に良い姿勢をとることが出来ます。
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鬱、自律神経失調症専門
自律神経専門士宮島信広
にしふなリセット整体院
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