朝、昼、夜、時間帯別頭痛の治し方・昼、夜編
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「昼を過ぎると頭痛がしてくるんです」
「夕方から夜にかけて徐々に頭が痛くなります」
と言う人は何が悪いのでしょうか?
私が頭痛の人に
「朝、昼、夜で一番辛い時間帯はいつですか?」
と聞いていると前項で述べました。
あともう一つ聞いていることがあります。
それは
「平日と休日で変化はありますか?」
という事です。
あなたが
「休日はそれほど痛くないです」
と言うのならば、あなたの日中の頭痛の原因は仕事にあります。
「仮に仕事が原因だとしても辞めるわけにはいかないでしょう!」
と言うかもしれませんが、ちょっと待ってください。
私は仕事自体が原因と言っているわけではありません。
問題なのは「仕事の姿勢」です。
「やる気になって頑張っているけど?」
「まじめに取り組んでいるよ!」
そうではなくあなたの座っている姿勢が問題だと言っているのです。
会社ではほとんどの人が座りっぱなしになっています。
意外に思うかもしれませんが、座り続けることはとても疲れるのです。
何故なら筋肉の70%を占める足の筋肉を使えないからです。
30%である上半身の筋肉で重い頭を支え続けなければいけないので、座り続けることはとても重労働なのです。
夕方から夜にかけて頭痛がする人は、この疲労の為に座り姿勢が悪くなっているのが原因なのです。
座り続けないようにしましょう。
最低でも1時間に一回は立ち上がってコーヒーを注ぎに行ったり、トイレに行ったりして脚を使ってください。
そして、昼休みにじっとしていないで、出来れば外に出て昼食を摂って下さい。
では、昼にはすでに頭痛が出ている人は何が原因でしょうか?
仕事を始めて早々に頭痛がしている人は
下の向きすぎ
です。
下を向くとストレートネックになります。
ストレートネックとは、首が伸びきった状態です。
首が伸びると中を通っている血管が引っ張られます。
ゴムホースを想像してみて下さい。
引っ張ると管が細くなりますよね。
それと同じことが血管にも起こります。
血管が細くなると血流が悪くなります。
すると頭痛が起こりやすくなります。
「そうは言っても下を向かないで仕事はできないでしょう?」
とあなたは言うかもしれません。
あなたの使っているパソコンはノートパソコンですか?
ノートパソコンならその下に台を入れて最低でも5センチほど上げてみてください。
そうする事で下を向かないでも目線を下げる事で仕事が出来るようになります。
これだけでも格段に昼からの頭痛は出なくなります。
でも、夕方から夜にかけての頭痛が出る場合はそれは座り姿勢の問題なので、座り姿勢に気をつけながら、たまに立ったり歩いたりして下さい。
もしあなたが休日も平日と変わらず頭が痛いと言うならば、家でも相変わらず座りっぱなしになったり、スマホで下を向くことが多いと言う事なので、下を向かないように、また良く動くようにして下さい。
お勧めの良い姿勢は以下を参考にして下さい。
良い姿勢のとり方
- 腰に手のひらを当てます。
- その手のひらのすぐ上の背骨の両脇の筋肉に「グッ」と力を入れて、その背骨を反らして下さい(あなたのこの背骨は恐らく出っ張っていると思いますが、この背骨は本来、反っているものなのです)。