朝起きると頭が痛い、お腹が痛い、、、
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朝起きると頭が痛い、お腹が痛い、、、
あなたのお子さんがこんな事を言っているのならそれは「起立性低血圧」かもしれません。
起立性低血圧とは思春期のお子さんに見られる症状で、寝ている時の血圧と起きている時の血圧がうまくコントロールできないために、起きた時に充分な血流を脳や内臓に送れないために頭痛や腹痛などが起きてしまうのです。
本来、寝ている時よりも起きている時の方が血圧は高いものなのですが、起立性低血圧のお子さんは起きた時の血圧がなかなか上がらないのです。
この症状は個人差はありますが、午前中くらいで治ります。
そしてだいたいのお子さんが午後には元気に遊んだりしています。
「仮病じゃないのか?」
と疑う親御さんもいます。
昭和の時代は「怠け病」とも言われていましたから無理もありません。
しかし、本人はとても辛いのです。
「思春期特有の症状というからには思春期が終わらないと治らないの?」
いえ。
期間の差はあれ、ほとんどのお子さんが適切な治療によって改善しています。
「やっぱり薬?」
「血圧上げる薬とか?」
確かに、小児科などに行くと何らかの薬は出るようです。
中には安定剤が出る場合もあるみたいです。
でも、起立性低血圧は薬で改善するようなものではないと私は考えています。
実際、薬が効かないので当院を訪れたお子さんは大勢います。
「では、どうしたらうちの子供はちゃんと起きられるようになるの?」
それは
心臓の自律神経を良くすれば良いのです。
何せ病名に「低血圧」と入っているくらいですから、心臓の働きによって影響を受けているのは明らかなのです。
「心臓の自律神経をどうやって良くするの?」
「そもそも心臓の自律神経なんてコントロールできるの?」
「コントロールできないのが自律神経なんでしょう?」
と色々言われそうですが、たしかに自律神経はコントロールできません。
心臓を意識的に早く動かしたり、止めたり血圧を上げたり下げたりすることは不可能です。
しかし私たちは体をコントロールすることは出来ます。
あなたは自律神経がどこにあるのか知っていますか?
知っているあなたは勉強熱心です。
自律神経は脳から出たら背骨の中を通って各内臓器官に神経を張り巡らせて仕事をしているのです。
もちろん心臓にも背骨から自律神経が出ています。
言い換えれば
自律神経=背骨
とも言うことが出来ます。
姿勢が悪ければ自律神経も悪くなり、姿勢が良ければ自律神経も良くなります
背骨をコントロールすることは自律神経をコントロールすることにも繋がります。
まずは良い姿勢で過ごせるように注意して下さい。
今日来院された小学生はこれでもかと言うくらいに背中が丸かったです。
治療が終わってから
「背中を伸ばしてみて」
と言ったらとても辛そうでした。
「どこが辛い?」
と聞いたら
「背中の筋肉」
と答えていました。
これは明らかに背筋が弱くなった状態です。
ほとんどこの筋肉を使っていなかったために、かなり弱くなった証拠です。
この筋肉は「脊柱起立筋」と言います。
背骨を真っ直ぐに立てる筋肉です。
しっかりとこの筋肉を使って背骨を真っ直ぐにして生活すれば、いずれ心臓の自律神経は徐々に改善して、朝の頭痛や腹痛がなくなっていきます。
お子さんと共に親御さんも頑張ってみて下さい。
良い姿勢のとり方
- 腰に手のひらを当てます。
- その手のひらのすぐ上の背骨の両脇の筋肉に「グッ」と力を入れて、その背骨を反らして下さい(あなたのこの背骨は恐らく出っ張っていると思いますが、この背骨は本来、反っているものなのです)。
鬱、自律神経失調症専門
自律神経専門士宮島信広
にしふなリセット整体院
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