自律神経失調症が良くなるのに運動は必要か?
「先生、運動した方がいいですか?」
と良く聞かれます。
運動って健康的ですもんね。
良いイメージがあります。
しかし私はこう答えます。
「やってもやらなくても良いです」
もしくは
「やりたければして下さい」
もちろん将来的な事を考えるとした方が良いです。
それは人間は一年に1%づつ能力が落ちる為です。
これに抗って老化を緩やかにする為にはトレーニングや運動をした方が良いです。
私が
「運動をしてもしなくてもどっちでも良いです」
と言っているのは今苦しんでいる自律神経失調症の為に運動した方が良いかどうかを聞かれた場合です。
「運動をした方が健康になりそうだけど、、、」
と感じている人も多いかと思います。
しかし残念ながらスポーツジムに長年通っても自律神経失調症どころかもっと簡単な症状である肩こりや腰痛ですら治っていない人が多くいるのが現状です。
たまに水泳を始めてから肩こりが治ったと言う人はいます。
この場合、肩甲骨の動きがついたためと思いますが水泳をやめるとまた肩こりは復活します。
それでも良いと言うなら良いのですが一生水泳をやめない自信はありますか?
否定はしませんが水泳は陸上で生きる人間にとって必要不可欠なものではありません。
では、何故運動をしても自律神経失調症は治らないのでしょうか?
運動で自律神経失調症が治らない理由
その①根本的原因にアプローチしていない
自律神経失調症の根本的原因は背骨のズレによるものです。
何故なら自律神経は背骨の中にあるためです。
だから背骨がズレると自律神経が失調するのです。
ごくたまに自律神経失調症が運動で改善する人がいます。
これは運動をすることによって筋力が増えてたまたま姿勢が良くなった為によるもので2次的な効果です。
運動で自律神経失調症が治らない理由
その②自信過剰
運動をしている人は運動をしていると言う自信があります。
その人に
「歩くと自律神経に良いんですよ」
と言っても
「私はテニスをしているから」
と断られます。
私にしてみればいらない自信です。
やはり素直に意見を聞いてくれる人の方が治りは良いです。
自律神経失調症を根本的に治すために
その①良い姿勢
前述しましたが良い姿勢を心がけて下さい。
良い姿勢をする為に運動をするのはお勧めです。
良い姿勢は体力が必要ですから。
良い姿勢をする為には体力はないよりもあった方が良いのです。
しかし運動をしたから姿勢が良くなるわけではありません。
良くなったとしたらそれはたまたまです。
自律神経失調症を根本的に治すために
その②背骨の矯正
ここまで聞くと良い姿勢のキープだけで治りそうですね。
ところが多くの人はこれだけでは難しいのです。
その理由は背骨の状態を赤点である30点から合格点である80点に引き上げるのはとても厳しいからです。
赤点をとるくらい悪かったら普通は自力ではなく塾や予備校、家庭教師に頼みます。
それと同じで自律神経失調症を患っている人は皆さん赤点なので自力で合格点まで引き上げることは難しいのです。
お勧めは背骨の矯正を受けることです。
そうする事で苦労なく合格点の100点に引き上がります。
あとは良い姿勢のキープによって80点を保って頂ければ自律神経失調症は毎日少しずつ良くなります。