冷え性を甘く見てはいけません!
冷え性の人はまあまあいます。
自覚している人から自覚していない人まで。
当院は自律神経失調症の方をメインで治療を行なっていますが、ほとんどの人の冷え性を治療前に確かめます。
それはなんのために行っているかというと
体の中枢の問題が末端である手先、足先に出やすいため
です。
冷え性というのは結果であって原因は胴体にあるということです。
冷え性の人なら経験があるかと思いますが「お風呂に入って温まってもお風呂から出ると10分もしないうちに足が冷えてしまう」
これは胴体の問題が解決していないから足が温まっても一時凌ぎにしかならないからです。
では冷え性は何が原因なのでしょうか?
冷え性の原因
その①お腹の具合
冷え性だと言う方の足先を触ると冷えています。
そしてその人のお腹を触ると硬く張っています。
全体的にパンパンの人や部分的にしかりになっている方など色々ですがほとんどの人がお腹が張っています。
内科的に何かあるというわけではありません。
健康診断も問題ない方ばかりですから。
これは
内臓疲労
です。
冷え性とは、中枢の器官である内臓の疲労があるために末端の足先までエネルギーを分け与えられていないと言うことなのです。
冷え性の原因
その②背骨の歪み
足先や手先に血液をうまく流れるようにしているのは自律神経です。
自律神経は必要に応じて血管を細くしたり広げたりしています。
その自律神経は交感神経と副交感神経に分けられます。
交感神経が優位だと血管は細くなり、副交感神経が優位なら血管は広がります。
このコントロールがうまくなされていないために末端の手先、足先まで血流があまりながれてこないのが冷え性です。
では何故自律神経がうまく働かないのでしょうか?
自律神経は背骨から出て手先、足先まで行きます。
背骨が歪んでしまうとその中の自律神経も悪い影響を受けてしまうので交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまうのです。
冷え性の根本改善方法
その①背骨の矯正
お腹の張りも冷え性の原因と述べましたが、そのお腹の張りは背骨の歪みから来ていることも少なくありません。
何故ならお腹の自律神経も背骨から出ているからです。
背骨の矯正をうけて真っ直ぐになるとお腹も緩む人が大勢います。
そしてその矯正後の良好な背骨の状態をずっとキープすれば最短で冷え性は改善します。
冷え性の根本改善方法
その②冷えを自覚すること
「足冷えてますね」
「そうですか?」
「冷えを自覚していますか?」
「いえ。知らなかったです」
と言うやりとりをよくします。
自分の足先を触ってみてください。
そして冷えている人は
「自分は冷え性なんだ」
と自覚してください。
自覚しないと裸足で過ごしたり、やたら薄着だったり気をつけないで生活してしまうので冷えが進行してしまいます。
当たり前ですが冷え性の人は夏でも裸足や薄着には気をつけましょう。