鬱で安静は正解?
鬱で体が重くて家で安静にしている方が来院されました。
体も重いし、気持ちも乗らないので必要最低限のことしかやらないようにしています。
これは仕方がない事と思います。
ここで無理に何かをすると、体か、心が崩壊する可能性もあります。
無理は禁物です。
でも
安静にはしないで下さい。
もう一度言いますが無理はしないで下さい。
でも横になって安静にしてはいけません。
一日中横になっているとまず筋肉が落ちます。
そして次に、体を動かさないからやる気も落ちます。
やる気がなくなると「良くなろう」と言う気持ちなくなります。
鬱を治すのに1番大事なのはこの「良くなろう」と言うやる気なのです。
そもそも気持ちが落ちているのが鬱なのに、さらに安静にする事で「良くなりたい」と言う気持ちまでなくなってしまったら改善の兆しさえ見えません。
「そうは言っても毎日辛いし、どうすれば良いかわからない、、、」
と言う方がほとんどだと思います。
それでは安静にしてはいけない鬱の改善方法を述べていきます。
安静にしてはいけない鬱の改善方法
その①しっかりと座る
寝ていると体は休止状態になって気力が落ちていきます。
かと言って無理に仕事をしたり運動したりすると後からドッと症状が出てきます。
無理は禁物です。
お勧めは「しっかりと座る」ことです。
1日の大半を寝て過ごしていた方はまずは座ることからスタートしてください。
しかも「しっかり」座って下さい。
ハイハイの子供がいきなり走れないように段階を踏んで行きます。
しっかり座れない方はまずはなんとか座ってて下さい。
そしてたまにしっかりと座って下さい。
そしてしっかりと座る時間を少しづつ長くして行って下さい。
安静にしてはいけない鬱の改善方法
その②歩く
しっかりと座れるようになったら次の段階に進みます。
歩きましょう。
歩けるようになると元気が出ます。
最初は10分くらいから始めて下さい。
目標は30分です。
めまいや不安症等の方は歩くとすごく楽になると言います。
しっかりと座って背骨が整った状態で歩くとそれ自体が治療になります。
安静にしてはいけない鬱の改善方法
その③背骨の矯正
鬱の方がゼロから始めて30分歩けるまで回復するのにはだいぶ苦労すると思います。
お勧めはまず背骨の矯正を受けて下さい。
そして真っ直ぐで良好な背骨を作ってください。
そしてその良好な状態を前述したしっかりと座る方法でキープしてください。
それが鬱を改善する最短ルートになります。