起立性低血圧治る子と治らない子の違いとは?
最近起立性低血圧の小学生、中学生が多く来院されます。
治療は背骨の矯正、日常の生活指導などです。
ほとんどの子はこれだけでとても良くなります。
調子が悪い子ほど姿勢が悪いですね。
体育座りもお家で日常的にしている子もいます。
私の持論ですが「体育座りは百害あって一利なし」なので絶対にやめた方がいいです。
私が治療が進んでいるかの目安にしている「三大指標」が良くなってきたらそれと並行して症状も良くなります。
しかし、三大指標が良くなっているのに相変わらず昼過ぎまで起きられないという子もいます。
これって一体、、、
と私は考えてしまいましたが、その子達には共通の特徴がある事に気がつきました。
それはご両親が仕事をしていて家にいないということです。
「何時におきてるの?」
と聞くと
「10時半くらいです」
「じゃあ何時に学校行ってるの?」
「今日は休みました」
「休んで家で何してるの?」
「テレビ見たりスマホ見たりしてます」
という感じです。
誰だって学校休んで家でゆっくりしている方が楽です。
この子達も最初は頑張っていたんだと思います。
でも学校を休みがちで授業も友達との会話もついて行けなくなって来るとモチベーションを保つのが難しくなってきます。
ある子は高校を通信制にしました。
「何で定時制にしなかったの?」
と聞くと
「別に特には、、、」
と言っていました。
別に通信制が悪いわけではありません。
世の中には通う時間がない方や金銭的に無理な方もいると思います。
でも意味もなく社会から遠ざかるのは今後のためになりません。
私も今考えると高校のころ起立性低血圧だったと思います。
半分眠りながら通っていたので何回も車に激突していました。
でも父親から蹴飛ばされて家を泣く泣く出ました。
だから落伍しなかったんだと思います。
賛否両論あるかと思いますが半分は正しいかと思います。
小学生、中学生が一人で自己管理するのは無理だと思います。
少し厳しい言い方になりますが、お子さんの将来を思うなら1人にしないでください。
励まし、時には叱るくらいの方が良いです。
同調してはいけません。
「辛そうだな、、、わかるよ」
ではなく
「辛いだろうけどここが踏ん張りどころだから頑張ろう!」
と言ってあげてください。
今ここを頑張らないと将来社会に出られなくなってしまいます。
ニート、引きこもりもここから出発かもしれません。
お子さんの将来の為頑張りましょう。