身体調節性障害
病院で身体調節性障害と診断された方が来院されました。
身体調節性障害とは、ストレスが身体の症状となって表れてしまっている病気のことをいいます。
身体をいくら調べてもどこも悪くないのに、明らかに本人にとって症状があったり、身体の不安がつきないといった障害です。
内科などで検査を行っても原因がわからない場合には、ストレスが原因となって症状が認められている可能性があります。そして身体の変調にとらわれてしまって、大きな病気が隠れているのではと不安でたまらなくなってしまうこともあります。
このように身体調節性障害は、こころが作り出した身体の症状になります。その程度は様々ですが、実際に身体症状として苦痛を感じることもあれば、病気に対する不安が募ってしまって精神的な苦痛が強くなることもあります。
本人からすると身体に異変があるため、多くの方が身体の病気と思っている病気です。根本的な原因が見つからず、ドクターショッピングをしてしまう方も少なくありません。
元住吉こころみクリニック
http://cocoromi-cl.jp/about/somatoform
この方の症状は息苦しさです。
寝ている間は大丈夫なんですが、起き上がると苦しくてゼイゼイいいます。
歩くのも五分くらいが限界です。
病院では、心電図をとったり色々な検査をしましたが結果は異常なしでした。
待合室で問診票を記入していただいている時もずっとゼイゼイしてました。
そもそもは長い間鬱で投薬治療をしていたそうです。
その症状が落ち着いたら急に息苦しさ出てきたそうです。
では身体調節性障害とは一体なんなんでしょうか?
病院では病気ではないと診断されています。
私は自律神経失調症と同じと捉えています。
もっと端的に言ってしまうと「体調が悪いだけ」です。
鬱になるのも体調が悪いためです。
その症状を薬で治そうとしても治せるわけではなく、感じにくくしているだけです。
そもそもの原因は体調不良だから、何かしらのアクションをして、体調が良くなってきた結果、鬱が治ったのならそれは治ったと言えるかもしれません。
でも、投薬治療のみで症状が消えたのならそれは辛い症状に蓋をしただけです。
ただ症状が潜伏状態になっただけなので、今回のように別の辛い症状がある日突然現れる結果となるのです。
体調を良くする薬はまだ発売されていません。
体調は自力で良くするしかないのです。
では、体調はどうすれば良くなるのでしょうか?
それは今までの生活習慣を見直せば良いのです。
- 食べ物
- 飲み物
- 食べ方
- 仕事
- 趣味
- 寝る時間
- 起きる時間
- 睡眠時間
- 間食
- 座り方
- 立ち方
- 姿勢
- 自転車に乗る
- 歩かない
- お風呂に浸からない
- 冷たいものをとる
などなど、、
これらを見直すとどんどん違う身体の状態になります。
でもこれら全てを変えていくのはさすがに無理ですよね。
この中で効果が高くしかも変えやすいのが「姿勢」です。
「姿勢を変えるだけで体調が良くなるの?」
と疑問を持たれる方もいらっしゃると思いますが、不思議なくらい良くなるんです。
この方も3回目の治療でしたが、凄く姿勢に気をつけているので毎回私が身体の状態を見るのに目安にしている箇所がどんどん改善していっています。
血色もだいぶ良くなってきました。
初診の時は苦しそうでしたし、血の気が引いて顔が真っ白になっていましたが、今日は来た時から顔色が違いました。
何が悪いのか?
は正直言ってわたしにもわかりません。
でも
なんで良くなっているのか?
はわかります。
それは段々と体調が良くなっているからです。
自分の体を治すのは他でもない自分の力しかありません。
些細な擦り傷ですら治せるお医者さんはいません。
お医者さんができることは化膿しないように処置して治りやすい状態にするだけです。
私がしていることも同じです。
体調が良くなるように背骨を整えて、それを維持していただくように指示しているだけです。
すると傷口がふさがるように辛い症状も段々と治っていくのです。
全てはご本人の自然治癒力のなせる技です。
背骨を整えて良い姿勢をキープして自然治癒力に火をつけましょう。
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自律神経専門整体
にしふなリセット整骨院
柔道整復師 宮島信広
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