ムチウチによる自律神経失調症
なかなか安定しないです。
ムチウチで来院される方は最初の二週間は通常の矯正が10だとすると、2とか3の力で矯正します。
ギックリ腰の方も当初はそれくらいで矯正します。
でも二週間もかかりません。
何故ムチウチの方はなかなか安定しないのでしょうか?
首に激しい力が加わったことにより自律神経が揺らいでしまっているためです。
首は強い力が加わると交感神経緊張状態になりめまいや吐き気、手の痺れ、頭痛、足の痺れなど様々な症状を出します。
治る時に短時間で痛みの歴史を遡る感じです。
でも何でもなかったところはそれほど症状が強くならないと思います。
慢性腰痛や肩こりの方でも、たまに腰が治ったら今度は手が痺れてきた。とか、肩こりが治ったら足が痛くなってきたとかいう方がいます。
痛みが移動した⁉️
のではなくてその方の痛みの歴史を遡っているんですね。
良く聞くと腰の前は肩こりがひどくて手が痺れることがあったとか、足が痛かったんだけど肩こりが悪化したら感じなくなったとか。
交通事故で悪くなった部分は実は以前から悪かったところなんです。
肩こりの方はムチウチ症状が強く出やすいし、慢性腰痛の方は腰部の捻挫をしやすいです。
ムチウチの方は凄く敏感になっているので、そういう反応がとても出やすくなっています。
肩の次は頭、そして吐き気、足の痺れ、不眠などなど…
数日でこの変化には対応できず寝込んでしまう方がいらっしゃるので緩やかに痛みの歴史を遡ってもらうように心がけています。
もし治療途中で症状があちこち安定しなくて不安になっている方がいらしたら、痛みの歴史を遡っているんだなぁと感じて見てください。