鬱は寝ていれば治る??
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「調子が悪くてずっと寝ています」
と言う人がいます。
この人は鬱を患っていて、起きていると不安感が出たりして、辛くて起きていられないそうです。
辛いから寝ている、、、一見正しいことのように思えますが、果たして鬱は寝ていれば治るのでしょうか?
実はこの人だけでなく、精神的に落ち込んでいる人の多くは家で寝ている事が多いです。
特に、鬱で会社を休んで自宅療養をしている人に多くみられます。
でも、多くの人がむしろ悪化しています。
あなたは
「寝ていれば治るのでは?」
「だって自宅療養ってそう言うことなんでしょ?」
と言うかもしれませんが、結果を見る限り寝ている事が正解とは言えないのです。
では、何故寝ているとむしろ悪化するのでしょうか?
寝ていると悪化する理由は以下の通りです。
- 起きていると辛いので横になる
- 寝ていると当然ながら筋肉を使わないので、筋肉量が落ちる
- 筋肉量が落ちるとさらに起きている事が辛くなる
- するとさらに寝ている事が多くなる
- するとさらに筋肉量が落ちるので益々起きていられなくなる
- すると益々寝てばかりいるようになる
これを負のループと呼びます。
「でも、寝ていればそのうち回復するのでは?」
と言う人もいるでしょうが、そうはいきません。
寝てばかりいると自律神経の一つである交感神経が上がりません。
これが大問題なのです。
「でも、鬱は副交感神経が上がれば良いんでしょう?」
あまり知られていませんが、副交感神経は交感神経が上がらないと上がらないシステムなのです。
どう言うことかと言うと、日中に交感神経が上がった分しか夜の副交感神経は上がらないのです。
日中に寝てばかりいると、夜の副交感神経も上がらないので、睡眠の質が低下して朝起きても体調がほとんど変わらない日々を過ごすことになるのです。
だから、寝てばかりいる人は交感神経も副交感神経も弱い状態なのです。
私たちの体調を決めているのは自律神経です。
その自律神経の力を高めることでしか体は回復しません。
では、どうすれば良いのでしょうか?
それは日中の交感神経を高めていけば良いのです。
交感神経は体を動かした時に1番高まります。
少なくとも体を起こしていてください。
そして、何でも良いので体を動かして下さい。
家の中をウロウロしてもいいし、体操をしてもいいし、ブラブラと手足を揺すってもいいし。
とにかく体を動かして下さい。
やってみると分かると思いますが、座ってじっとしているよりも、動いている方が楽なんです。
これが分かると積極的に動くようになります。
すると夜の副交感神経も同時に高まるので良く眠れるようになります。
すると次の日の体調が少しだけ良くなります。
すると日中に体を動かす事がもっと楽になります。
するとさらに良く眠れるようになります。
これを正のループと呼びます。
ここまで来れば鬱は確実に良くなります。
是非チャレンジしてみて下さい。
鬱、自律神経失調症専門
自律神経専門士宮島信広
にしふなリセット整体院
https://www.nishifuna-rs.com
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