変形性膝関節症は治るか?治らないか?
レントゲン撮ったら変形しているから治らないと言われた。
よく聞く話です。
でも、本当にそうなのでしょうか?
「お医者さんが言ったのだからそうなんでしょう」と言われそうですが、果たしてそうなのでしょうか?
結論は
「変形している骨は、治るか治らないかはわからない」
「でも、変形はそのままでも、痛みは取れます」
と言うところです。
アメリカの病院でとったデータでは、レントゲンと症状が一致する事は30パーセントに過ぎないそうです。
それどころか、私の臨床上の経験では変形性膝関節症と言われた方の9割以上の方が改善しています。
何故痛みがとれるのか?
それは、レントゲンは形だけしか見ていない為です。
動きを見るものではないからです。
変形していても、正常な動きを関節が行っていれば痛くはないのです。
あと、もっと言ってしまうと、膝の痛みの大半は腰からきています。
腰を治しただけで、膝を触らなくても痛くなくなる人が大勢います。
では、変形性膝関節症と言われた方は何を気をつければ良いのでしょう?
- 床座りをしない。
- 良い姿勢を心がける。
- 立つときに膝が正面に向いているかどうか気をつける。
膝の痛みは腰からきている事を考えても、良い姿勢を心がけてください。
床座りでは、良い姿勢をとるのは難しいし、立つときに膝を正面に向けて立つ事は困難です。
椅子の生活が良いですが、どうしても床座りしたい場合は、座布団やクッションを重ねて座面を高くして座って下さい。